2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

* いりくんだひきだしの

繰り返し読む星野道夫の世界はちっとも退屈しない。同じエピソードが何度も語られるけれど、ちっとも色褪せることがない。それぞれが球に近い宝石のように、小さな角度をかたちづくり実になってゆく。自分の踊りや話すことがどんなことを含んでいるのか、や…

土曜のお散歩/猫の視線

ねこは几帳面だから前足をこうしてそろえるんだろうか。ぴったりと足をつけてそっとしっぽで包む姿がかわいい。犬は座るときに足と足の間が開き、オオカミの血が入っているとくっつくそうだ。 ねこの視線を想像して撮ってみた。

油絵とともに踊らせていただくことになりました

11月末に画廊で即興を踊ります。●石原智是展日時:11/30(月)~12/5(月)場所:銀座ギャラリー アーチストスペース(※私が踊るのは11/30(月)の18時からです。)今日はその初顔合わせ。夏のAAPAの淡路島報告展で即興で踊った時に見に来てくださった日本…

北欧の、お風呂の脇にある小屋みたいに見える。埼玉県の奥地で撮りました。 青がやっぱり好きなんだな、と思う。フェルデンクライスでからだの歪みを整えたときにも急にあちこちの青が目に飛び込んできてその鮮やかさをしばらく楽しんだ。青にはいろんな種類…

サンキャッチャー考察

南向きの窓は外にすぐお勝手口からの小さなベランダがついているからあまり見晴らしがよくない。壁が邪魔をして、サンキャッチャーがとらえ、投げてきた光が部屋を満たした時間はそんなに長くなかった。もう今では薄い虹が白い壁をくるくると漂っているだけ…

* 佐久間かつえ写真展 にいってきました

コニカミノルタプラザに写真を見にいきました。あんな新宿の真ん中に入場料もいらず気軽に入れるギャラリーがあることを知らなかった。佐久間かつえさんの作品が好きでした。■佐久間かつえ写真展 (Click!) 20年前のクラスメイトを撮った写真と、今現在のそ…

* 土曜のお散歩/関口芭蕉庵

神田川をそってずっと歩きながら家の裏側や影を眺めた。水の深くないところには時々亀や鴨や川鵜がいた。平坦な場所では川の底にセメントが流され、流れを狭めて淀ませない工夫がされていた。川がみせてくれる色んな表情を見ながら海まで出たら楽しいだろう…

* 土曜のお散歩/早稲田大学へ侵入

なんだか記憶にある景色!と思ったら、以前B級グルメの旅で訪れた早稲田大学への道だった。電信柱の鉄腕アトムの貼り紙はなかったけれど、なんだか懐かしい。学生に人気のあるお店でお昼を食べようということになったんだけどどのお店にしようか決めあぐね…

* 土曜のお散歩/木の影

貼り紙禁止という貼り紙 木の影が気になって、気付いたらたくさんカメラに収まっていた。 こうして見ると好きな角度とか構図がすぐ分かっちゃう。

夢/ことりの翼が落ちる

夢。帰ってきたらことりの羽根が根本からばっさり落ちてしまっていた。ほんの7ミリくらいの短い羽根が、翼があった場所を覆うように生えているだけでまったく絶望的になくなっていた。近くを見回すと落ちている翼をみつけたけれど元に戻るとはとても思えな…

夢/宴、砂漠へ

すごく小さい電車でそこに出かけた。イベントがあるからおいでよ、という感じだったように思う。危ない波打ち際にも行ったかもしれない。大きな大腿骨くらいの骨付き肉をほとんど骨だけになるくらい煮たものを食べた。食べ終わる頃には骨は手羽先くらいにな…

* 『ル・ソ』 本番終了しました

なにが要因かはわからないけれど、舞台に立つたびにその感覚は全然違うのだなということを実感した本番でもあった。上半身と下半身の重みのバランス、床と足の裏の接地面の感触や圧力、膝の力の入り具合、聴こえる音楽のスピード、お客さんの顔、呼吸する空…

本番初日終了、夜明け前

どうしても流れ星が見たいからベランダにちいさなコンピュータを持ち出した。目の端に一度だけ光る線を見たような気がするけれど錯覚かもしれない。いっぱい流れてきたらお母さんを起こそうと思うのだけれど、黄砂の影響か、あまり見えない。オリオン座ばか…

* 踊る、雛の死

踊る場所でだけは、私は地に根を生やして生きてゆけるのだろう。ここではすっかり安心していられる。私が踊りをすっかり手に入れた、なんて思っているわけではもちろんない。それどころか途方に暮れることばかりだ。今だってもう明日が本番なのに全部ができ…

* 撮ってもらうこと

1月の写真展

* 大切にあたる

からだや頭の周辺に浮遊していることを、しばらくはそのまま泳がせてあげようと思う。手ごたえある道筋を与えようとしてひとつにするよりも今はもう少し遊ばせてむくむく膨らませてころころ太らせたほうがよさそうだ。そうだ、私のこころは自分が思っている…

散髪、簡単じゃないこと

髪を切った。大人になった私は小栗旬だけれど、小さい頃は星の王子さまやグーニーズの主役の子やくまのプーさんのクリストファーだった。だからイメージは小さい外国の男の子で。今私が切ってもらっている美容師さんは2人いて予約の時に時間の空いている方の…

* 土曜のお散歩/蔦が好き

蔦が好き。あおあおとしていてもいいし、からからに枯れていてもいい。複雑に絡まりながらも整然としていて、ところどころに節があって。華奢な先にきゅっと葉っぱがついているところもいい。骨や影を好きなこととつながりがある。限りなく2次元に近い立体感…

土曜のお散歩/壁面が好き

写真を撮っていると自分が何を好きか、だんだん分かってくる。繰り返しおなじものを写しているから。どうしてそれが好きなのか合点がいくものもあるし、思い当たるふしのないものもある。好きなもの同士はお互いに共通項を見出せることもあるし、ぽつんと離…

土曜のお散歩/まちのあれこれ

都電荒川線。東京に残る唯一の路面電車。これでとことこ走る楽しみはおととし(だよね?)B級グルメの旅仲間と経験済み。バブちゃんがお重でお弁当作ってきてくれて私は20分しか遊園地にいられなくてばたばたとリハーサルだかなんだかに出かけたっけ。(…

* 土曜のお散歩/雑司が谷の町

火事のあと。 かっこいい表札。下駄にすすきが合ってる。 ビルにぶつかるからと切られてしまった大木。ここまで大きくなるのに何年かかるんだろう。このビルは果たして何年ここにあるんだろう。人の手でつくることができるものとそうでないもののことをもっ…

* 土曜のお散歩/鬼子母神

3連休の最初の土曜日は完全なオフだった。からだを休めようかなと思っていたら父が雑司が谷あたりを散歩しようと言い出す。池袋から鬼子母神→椿山荘あたりの公園→護国寺 のコース。久しぶりに写真も撮りたかったので出かけてきた。今回はずっと昔から家に眠…

* 体温

アラスカの本を読んでいる。生きものとして忘れかけていることがたくさんある、と思う。一緒になってこころを動かされる。でもその景色はどんなに想像をふくらませても、およばない。今すぐ飛んでいきたくなる。毎日その見る対象のことを知る、そのことだけ…

* 『ル・ソ~シンデレラ』 ラ・ダンス・コントラステ新作公演のお知らせ

場所:全労災スペース・ゼロ日時:10/19(月)・20(火) 19:00~振付/演出:佐藤宏出演:伊藤さよ子 依田久美子 近藤舞 朝弘佳央理 岩沢彩 堀内麻未子 竹内春美 布目紗綾 武石光嗣 増田真也チケット:全席指定5000円■ラ・ダンス・コントラステ

眠りと覚醒のあいだ

眠りに片足をつっこんでいることは意識している。私は何の変哲もないある風景のこちらがわにいる。少しひらけたその風景を扉のような木の枠ごしに眺めている。手のひらでその壁の感触を辿る。夢と知りつつ、実際の感覚をそこに再現してゆく。ゆだねることと…

嵐もひと段落、北に思いをはせる

2週間くらい膝がおかしい。少しでもねじるとそのまま取れてしまいそうな違和感。そうか、普通のひとは膝は回転しないし左右にも曲がらないんだ、ということを実感。いつも腱に無理をさせているんだなあ。ごめんね。今はお行儀よく。とはいえ、その状態でもち…

淡路島日記/忘れられないガラスの向こう

町の道から山に通じる急な坂道があった。この道を歩いていると地元の人にちょっとぽかんと見つめられてしまうくらい、長くて大変な道だった。町の散歩を終えて発電所まで帰ろうか、と坂道にさしかかった時に視線を感じた。振り返ったらすりガラスの向こうに…

淡路島日記/漁師のおじちゃん、瓦工場

魚のあごの骨を見つけた。しおに洗われて肉がすっかりおちた骨。 おじちゃんは漁師をもう50年もやっていると言う。ぽっちゃりしたおなかをかかえながらぽつぽつと色んな話をしてくれる。そのあいだにも手は休まず網から針をより分け、円周に刺してゆく。大き…

* こねこのかたまり@表参道

原宿の表参道沿いにあるsoftbankのお店にひとだかりがしていた。以前もひとがわしわし集まっていて「上戸彩ちゃんがいるのかな?!」と覗いたら白い犬のお父さんが撮影中だったから、今回もそうかなー?と近寄ってみたら…。こんなふうにこねこたちがぎゅっと…

* 満点の星、充填

私も満点の星を淡路島で見たんだった。天の川を見たのは子供のとき以来だった。あんまり星がたくさんあって泣きたくなった。空を見ながら大事な友達のことを思い出して、ささやかにあったかさが伝わるといいな、と念じたんだった。友達の日記で思い出した。