2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
先日、某舞踏家の演舞について「身体が鍛錬不足で素人」と評したら「各自の素の身体で舞えばよい」とリプがあった。鍛錬不足の原因は、鍛錬が「素」を型に嵌めて去勢してしまうイメージに留まっているせいであることがわかった。鍛錬とは「制度的素」にまみ…
ゲンロンβ30を読み返していたらデムナ・ヴァザリアの名前が出てきて、やっと既視感の正体に辿り着いた。今年のバレンシアガの吹雪の中をモデルたちに歩かせたデフィレが印象的だったジョージア出身のデザイナー。大きめの服、厚い靴底は子どもの頃にお下がり…
肌寒いくらいの気温だからすいかを買うつもりはなかったのに、細長く切って「味見して」と渡されたすいかが美味しかったから買ってしまった。それから枇杷。日本で見るものよりもだいぶ大きい。倍くらいはあるかな。種も大きいんだろうか。植えるつもりのな…
敬愛する方の幸せを知って、しみじみ嬉しいような、では私はその間いったい何をしていたかと恥ずかしくなるような日だった。交流の期間も頻度もさほどではなかったのだけれど、深く大事なことを伝え合ったような気がする。もっと仲良くなりたかったけれど簡…
5歳の時のあなたは大人たちの集まりの中で言葉が分からなくてきょろきょろしている私にこっそり手招きして、その場から連れ出してくれたんだよ、とMに言うと、そんなの全然覚えてないと笑った。日本に行けば話す機会も増えて、きっと上達して帰ってくるよと…
いつまでも自分可愛さがまさって、自分を手放さずにいるから、少しでも変わりたい。踊るときには腹が座るから、きっとそこにヒントがあるんだと思う。手をひたすらに動かしたり、自分を離れて遠くのものに触れに行こうとしたり。必要なのは「覚悟」だと思う…
年をとるたびに、失望が積み重なって無口になる cakesが紙面を閉じるらしい。こういうお知らせを聞くといつも、不義理を抱えたままアパートメントを去ったことについて考える。自分が連載を頼み、クラウドファンディングまでして、最後まで責任を持てなかっ…
バカンスに入るため一旦バレエの教えはお休み。マンツーマンでみっちり2時間顔を突き合わせて教えをするというのは久しぶりに熱中のできる良い時間だった。熱心にいろんな角度から発見をしてくれて、毎回疑問を持って取り組んでいる姿勢を見ると、私も本気に…
夢の中で気の合うひとがいたような気がするのだけど、その感じだけを残して霧散してしまった。 ー 発酵に関する本を読んだ。内容としては発酵を理解する入り口になるような気軽なものであったけれど、教えられることもたくさんあって読んで良かったと思う。…
複雑なこと、細かいことを見ている人の世界は、それを見ることのできない人には(当然)見えないから、それを見えない人に説明することがほとんど困難だ。 枝の先にある問題を、どんどん細分化してもっと細い枝に分類してそこで議論している人に、元凶はそこ…
自分が相手にうまく愛を持って接することができないと感じているとしたら、それは優しさや愛情の不足なのではなくて、自分がしっかりと自立していないせいなのかもしれない。相手を気遣っているつもりでいても、自分が本当の意味で自立していなかったら相手…
続けることは大事だけれど、ただ発展もなく惰性で続けてしまうこととは違う。続けるためには大きな意欲か、それを掻き立てるような工夫や魅力が必要なのであって、続けてくれる相手の忍耐強さに頼り切ってしまってはいけない。しばらく胸になんとなく重くの…
Twitterに日記のコミュニティーを作った。短い日記なら年末から書いているからこれからも続けられそうだし、もし誰も参加しないとしても自分の日記倉庫にはなる。願わくばいろんな方の日記を読めるといいな…と思っていたところ予想外に多くの人が参加してく…