2014-01-01から1年間の記事一覧

ここにきて立ち止まることを覚えた

2月の末に布を使ったインスタレーションを主とする作品に参加することになった。 パリでダンサーを探しているとのことで友人が繋げてくれたのです。 彼女も、共演するダンサーもBerlinに住んでいるのでやりとりは英語でのメールになる。 アトリエでの最初の…

Lucio Fontana を見ての小さなメモ

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ほどこした行為のその真逆のことが、彫刻には残る。 そこに残っているのが、まさにその創作の行動を真逆にトレースしたものなのだということを、そんな改めて言うまでもないことなのだろうけれど、感じて、新しいことを見つけたような気持ちになる。 そこに…

ギャラリーでみたものメモ

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このところ見たもののメモ。 ●Jean Pierre Ruel http://jpruel.wix.com/jeanpierreruel なんだか焼き物とかコラージュのような感触があって気になった。色彩も好き。全部が同じ空間の切れ目みたいなところにすいっと入っちゃってる感じがして、こわばってる…

遠出、記念日の夜

パリのメトロの定期(Navigo)は土日祝日は市内だけじゃなくて郊外も乗り放題になる、ということでゴッホが滞在したAuvers-sur-Oiseに行って来た。 北駅からびゅーんと大きな電車で。 この大きな電車は(多分だけど)ついこの間話題になった、せっかく新型車…

明瞭でぼけた輪郭

赤ちゃんよりも言葉を覚えるのが遅いんじゃないかと不安になる。 そうしたら、赤ちゃんは話し始めるのに2年かかるんだよ、と言ってくれる。 そうだ。 自分のできるペースで、私は木の実を地面に埋めてゆくしかないんだった。 いつか忘れた頃に森になるように…

芋、顔のない、開いた花のこと

帰国してはじめての大学いもは芋どころ川越で。 可愛いカフェで、アーティストがアートだけをやっている時代ではない!というような鼻息の荒い話をして、そのあとスカラ座に行く。 川越スカラ座は2013年の5月に一度閉館したものの、現在はNPO法人が運営を引…

0:21

どこかの時間に送り出されるひかり 白い石を穿つ、 ように刻まれてる 結晶が重力に負けて落ちるみたいに 繰り返し、 いつも聞かない鳥がないている 遠くの鐘を鳴らすようにわたしは踏もうと思う ふいごが火をけしかけるように まんなかと結びつくみたいに ど…

あまぐり

冷気が入ってくる足元の窓を閉めにいかなければと頭の片隅で考えながらカナダの作家の小説を読んでいた。 静かで暗い朝にとても合う。 さっきまで小鳥が外に向かってさえずっていた窓。 笑い顔に関する記述を読んで、本を閉じた。 このごろ、母が祖母と同じ…

帰国

フランスから戻ってきました。 去年の冬は白馬にいたこともあって、そのあとカナダにいってパリに移動して、なんだかずっと遠いところを転々としていたような気がする。 あちこちを歩きながら、どこにどういう風にいたらいいんだろうなあ、ということをずっ…

今日の夕飯はトマト煮込みハンバーグ

もう少し削れるだろう、と思うことが多くなった自分のことばを省みながら、きっとやり方が以前と変わったのだということに気づく。 前は何もない壁に色を置くようだった。 色も重要だけれど、その位置もだいじだった。 思いつめずに置いてみて、そんなに推敲…

ギュスターヴ・モロー美術館のメモ

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家の近くにギュスターヴ・モロー美術館があることをうにこさんに教えていただいた。 モローは今までたぶん10点も見たことがない。けれど好き。と思う作家。 wikiによると(ウェブサイトの説明を読むのがむつかしいから)モローが1852年から暮らした邸宅が彼…