2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

webマガジン

今、webマガジンを立ち上げようとしています。公開は10月1日。ひととひとがあたたかくも刺激的に繋がるような場所になるといいなぁと思っています。何人かの方に寄稿をお願いしていて、私自身それを読むことができるのがとても楽しみ。公開の際にはぜひお…

台風の痕

近くにある公園の樹が先週の台風でいくつも倒れてしまっていた。 大きく育っているように思うのにちっとも根が張ってない。きっと植樹をしたあとの手入れがうまくいっていなかったんだろうな。

柿 2

ぼやけてしか写ってないと思うんだけど、柿にすごく小さな、虹色に光る虫がいた。撮れないかなあ、と思いながらカメラを向けていたんだけど、…じつはもっと大物がいました。結構顔を近づけて撮っていたのに、その時にはこの蝶にまったく気づかなかった。

島にいくためのガイドブック

島にいくためのガイドブックがあって、それは表紙も可愛いくて中の写真も素敵だった。インターネットでこころ惹かれる景色を見るとここに行ってみたいなとブックマークをしてみたりノートにその場所を記したりしてみるんだけど「行ってみたいリスト」は消化…

恐竜の子孫

冬の羽根に変わる途中で頭のてっぺんが抜けちゃった 頭のてっぺんがたいらだから、よけいに恐竜らしさが目立つ

台風のあと、またくもり空

嵐が過ぎたあと、ベランダからは遠くまでよく澄んで見えた。 窓を開けたら若竹のようなにおい。 大雨のあとには必ずこの匂いがする。 ベランダに下げている簾が濡れたからかもしれないけど、でももっと遠くから吹き上がってくる匂いのような気がする。 建物…

19:11

片手間ではない、ということは地道に自分に近づく作業なのだな。 いつも自分のことばかりだ。 早く自分のことに手をかけないで済むようになって、そういう身軽さで世界に踏み出したい。 そんなふうに思ってたけど、その問題から手を離せるようには、えいえん…

写す人のからだは面白い

撮るひとって、静かに見ているとほんとうに面白いのだな。友人のNいろさんも飽きないしびっくりさせられるし、ちょっとしたパフォーマーより楽しいんじゃないかという気がする。そうだ、Nいろさんといえば、お寺での写真展で踊らせていただいたときに同時…

住みなれた場所

引っ越しを何度しただろう。家のなかがどんどん包まれていって徐々に生活が限られてゆく。今まで光が当らなかった場所がのびのびとほこりをたてて、ひんやりとした床に立ってみる。働くお兄さんに麦茶をあげる。ひっそりひとりになれる場所に座って働く声を…

今日の虹、今日のちゅん

今日は夕方に虹が出ているのを見ました。大粒の霧雨がベランダに吹き込んでいて夕陽が差していて、虹の仕組みが納得がいくかんじのシチュエーションでした。虹は7色だというけれど今日の虹は12色くらいだった。というのは、内側の紫のもっと中に黄色から…

帰宅時間

わたしだけがどこかのはざまにいる。

とどまることから始まる向こうのはなし

工事現場とか、トラックや錆びついた電車でどこかに移動するとか、そういう夢をこのごろ良くみる。もともと工事現場は好きでバイトをしていたくらいなのでどうして夢をみるのかはわかるのだけれど(ちょっと懐かしいのかも)。でもどうして工事現場が好きな…

思いもよらない回覧板

いろいろと気持ちがふさがっているところに素敵な届け物がやってきた。 ほんの少し、それ、見たいな、ってつぶやいただけなのにちゃんと覚えていてくれていたんだ…。 めくるたびにちょっとずつこころがほぐれて光が射す。 なかば呆然とみとれていたらちゅん…

秋の虫の声を聞いていたら両耳にいっぱい溢れるように聞こえてくる瞬間があった。 なにかに似ている、なにかをからだが思い出しそうになっている、と考えたらお寺で鈴を鳴らしてもらった日のことで、あの時には蝉と鈴の音の層のあいだを縫うように踊ったのだ…

赤ちゃん

今日は友達が出産したので逢いに行きました。赤ちゃんはすごく小さかった。あんなに生まれて日が経たない赤ちゃんを見るのは初めてだったのでおっかなびっくり抱っこをさせてもらって、温かさと重さに何ともいえない気持ちになりました。ぎゅっと、無理なく…

ちらしずしとかアボカドハンバーグとか元気のでる食事

Mちゃんとご飯を一緒につくって、そしてそれを覚えておいて自分でもつくる。誰かと一緒にごはんをつくるのは楽しい。 そしてMちゃんが教えてくれるごはんはいつも、まっとうな元気をくれる。

17:00

ほんのちいさなことが踏み出すちからをくれる。 踏み出せたことがまた勇気をくれてとんとんと何歩か進む。 その何歩かのあいだにきちんと、自分からうまれたことがある、という実感をつかまなければとんとんは惰性が弱まったら止まってしまう。 ときどき、わ…

オオカミ

少し前の夢 私は外が透けて見える部屋の中にいる 一緒にいる男の人はどういうひとか覚えていないのだけれどこの上なく邪悪な粘りのようなものを霧のように漂わせている 視界の向こうから大きくて熱いものが壁のすぐ向こうにどさりと投げ込まれた それは肩口…

動画をつくっていただきました

お盆のおわりに大蔵寺で踊った映像の完全版ができあがりました。駅で待ち合わせをしたときに、入場券がわりにひとりずつ渡した鈴をみなさんがいいころあいで鳴らしてくれている。セミの声がずっと流れて、そして空気をちいさくやわらかく裂きながら舩橋陽さ…

寛容、動物の頃の夢

こんなふうにおもしろく自分の写真を発見してゆけたらいいのに。いいのに。と考えたので今夜はその方針でいってみよう。やっぱりわくわくする方法でしか進めない。そういうわがままを自分に許していこう、どんどん。夢でよくエレベータが出てくるんだけど、…

聞こえない会話、どこにも繋がらない部屋

art

クシシュトフ・ヴォディチコの「もし不審なものを見かけたら……」という作品をことあるごとに思い出す。「陰影礼讃」という展示で知った作品なのだけど何か自分の新しい部分をぺり、と剥がされたような感じがして、でも剥がされた箇所がどこなのか見えない。…

背景

ずーっと蓮を撮っているひとがいて、きっとお仕事かなにかで撮影なのかなと思っていたら 主役は蓮じゃなかった

台風のあと、またくもり空

嵐が過ぎたあと、ベランダからは遠くまでよく澄んで見えた。窓を開けたら若竹のようなにおい。大雨のあとには必ずこの匂いがする。ベランダに下げている簾が濡れたからかもしれないけど、でももっと遠くから吹き上がってくる匂いのような気がする。建物のま…

はっぱ

思い切って古い葉っぱを切った

他でもない、いちばん遠くていちばん欲しているかもしれないことについて

片手間ではない、ということは地道に自分に近づく作業なのだな。いつも自分のことばかりだ。早く自分のことに手をかけないで済むようになって、そういう身軽さで世界に踏み出したい。そんなふうに思ってたけど、その問題から手を離せるようには、えいえんに…

秋の虫の声を聞いていたら両耳にいっぱい溢れるように聞こえてくる瞬間があった。なにかに似ている、なにかをからだが思い出しそうになっている、と考えたらお寺で鈴を鳴らしてもらった日のことで、あの時には蝉と鈴の音の層のあいだを縫うように踊ったのだ…

ながい雨が止んだら

ほんのちいさなことが踏み出すちからをくれる。踏み出せたことがまた勇気をくれてとんとんと何歩か進む。その何歩かのあいだにきちんと、自分からうまれたことがある、という実感をつかまなければとんとんは惰性が弱まったら止まってしまう。ときどき、わた…