2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

さかいめのはなし

夕方の時間を歩ける、ということがとても素敵なことだと思えるようになったのはあの苦しく縛られたときの中で得られたいちばんいいことのひとつ。 きっとこの思いだけはずっと変わらずにあるんだろう。 からだの輪郭が夜に向かって紛れていくみたいな、どう…

f.d.

6時くらいにぱきっと目が覚めたのでそのまま起きていればよかったのに二度寝してトラックに乗る夢を見る。 おっちゃんはコンクリートミキサーがあと72台も残ってるとぼやいていた。 トラックは違法な改造をされていてわたしはありもしない南国分寺という…

近々見たいもよおしものいくつか

いくつか友人のもよおしものを紹介します。----------------------------------------------------------------------------------------□『風合瀬-小比企の風景』石原智是×土方朋子 @ギャルリーモト 2011/7/2(sat)-7/10(sun) 11:00-18:00(木曜休廊) ※初…

ハクビシン

昨日ルーニィに行ってみんなでぷかぷか話していたら、珍しい鳥の鳴くような声がした。なんだなんだとかなこさんと駆けつけてみたら電線を動物が伝っていました。ハクビシンでした。ハクビシンってこんな都会にどうどうといるの?(しかも電線の上に)と通行…

そのあとのお話

うんと早い時間まで起きていた。一日が始まるのが空が明るくなる4時くらいだとしたら、うんと早い時間、と言うのが合っている。車の音よりも鳥の声が勝つ時間。ベランダを開けて町を見たら霧がたちこめていたらいいのに、と思う。鳥は羽根が雫で重たくなら…

撮るとか撮られるとか

日曜のセッションで直前に入れ込んだシーンがあって、それはちょっとおとなしくなって落ち着いてしまった構成を破壊しつつお互いのテンションに乗っかってあげてゆくシーンになればいいねというような部分だった。 私は飯名さんとなんかやろうということにな…

夢/泥の土手、おとぎの森、歌うひと、夢の余熱の小鳥

土石流に父が流された夢をみた 親戚のような家族と、仲のいい近所のひとたちと2家族くらいと共同生活をしている お風呂とかはもっと多くのひとと共同みたい 私の部屋は今や細い畦を隔てたところの小さな空き地になってしまっていて、くずれかけたそこに何度…

渡りの途中

ムクドリが渡ってきてから2週間ほどになる。春先にきこえていた虫の声がすっかり遠くなる。ムクドリに食べられてしまうのか、それとも一晩中の鳴き声にかき消されているのか。鳥たちはお互いの声に触発されてかっかとして、全然眠っていないように思える。…

マラソンセッション#2

土日はmargaの飯名さんと菅原さちゑさん、そしてAAPAのマラソン・セッションでした。 マラソン・セッションとは。 モダンジャズの帝王、マイルス・デイビスがコロンビアレコードに移籍するときに、もともと所属していたレーベルとの契約が残っていたために、…

0:15

またいくつかのリハーサルがはじまったりセッションのようなことを進めている。いつも思うことはこの瞬間に一緒に踊っているひとたちを撮りたいなあということなのだけれど、やっぱりそれは自分も真剣にリハーサルをしている以上なかなかかなわない。撮りた…

鎌倉のお寺で蛍を奉納するところをみられるというのでいってみた。 蛍を奉納ってどういうことだろうか。お米や火をかみさまにあげるというのは感覚として馴染むけど、蛍にはどんな由来があるのかな。 薪能を踊って火をおさめる、というのとその幽玄なかんじ…

サングラスをかじる

おかゆを食べていたらかけていたサングラスが器のなかに落ちた。取り出すのをなまけて、そのままスプーンで崩し、サングラスごと口に入れたらサングラスが4つくらいに割れてしまった。なんで噛んじゃったんだろうと後悔する。そばで見ていた母が「いっつも…

チョコレートコスモス

寄せ植えをしたコスモスがしっかり根付いたみたい。植えたときには背がくらくら高くて頼りなげだったのに、固かったつぼみがだいぶほどけた。あともう少し。

たぶんちょっと動物に近いやりかたのこと

なにもかもをピンで留めたようにしっかりと覚えておきたい気がして、でもわたしのあたまの構造はどうやらそういうふうにはできていないみたいだ。何もかもが漠然と感覚だけに訴えて、詳細はさっさと時間のかなたに飛んでゆく。映像や色のにおい、音の温度、…

サラダ

帰り道

家の近くの樹がたくさん生えている場所があってその一角に、とてもいい香りのする場所がある。たぶん何かの花だと思うんだけど。樹の香りが一瞬それに変わって、またすぐ樹の香りにうつる。夜にしか気付かない香りなのでいったい何がその元なのか見ることが…

へんななつかしさ

あれから4日、すっかり普通の生活に戻っている。 もう階段を降りながら足が震えることもないし、ことさらにゆっくり食べものを飲みくだそうとしなくてもいい。 今考えるとやっぱり皮膚の感覚も鋭くなっていたんだろうな。 からだのあちこちがそこにそのかた…

marga + AAPAマラソンセッション のお知らせ

踊りに行くぜ!でお世話になった飯名さんからのお声かけで、セッションライブをすることになりました。2日間で作品をつくりあげる実験的、ライブ感あふれるもよおしです。ショーイングは19日、日曜日の17時から。来週の週末と日時はせまっていますが、ぜひ…

断食、ほんとうの生活のこと

友人からいただいた面白そうなプロジェクトの打ち合せ。実現したらちょっと新しい舞台になりそう。まだ選んでいただけるかわからないけど。6月のはじめの日から3日断食をしてみました。前からちょっと興味があって、ほんの好奇心で挑戦したのだけれど。お…

動きと感情についてのメモ

からだの動きのことと感情について、メモ。先に感情があるのではなく、からだの動きが感情を呼び覚ます。その展開のしかたが、なにかしらの感情をかきたてることになる。それは音楽の転調に似ているかもしれない。“まず音が存在し、それしかないと判断された…

さかいめのはなし

夕方の時間を歩ける、ということがとても素敵なことだと思えるようになったのはあの苦しく縛られたときの中で得られたいちばんいいことのひとつ。きっとこの思いだけはずっと変わらずにあるんだろう。からだの輪郭が夜に向かって紛れていくみたいな、どうし…

コントラステ感想

コントラステ舞台。自分がキャストに入らず見るのは『真夏の夜の夢』以来。光や映像をいつもより使っていて転換やきっかけが多かったけれど、それが見えすぎず一体になっていてセンスがいいなぁと思う。ところどころは苦労を少し聞いていたということもあっ…

夢、思い込みみたいなこと

夢をみた。ときどき夢が気持ちを解決してくれる。もう逢えないひとや、過ぎた失敗、解けない疑問。現実には覚えのないこと、でも夢の過去では確かに思いあたることだった。目が醒めて、そういうことだったんだきっと、と思う。解決はものごとの変化に必ずし…