2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

右手に川がある空には鳥がいないその川のことをわたしは知っているそれはあの電線を赤い空の中に見たからだ森に沈んでいる川は地下に吸い込まれる川とどういう違いがあるんだろう?いつか木だったことがあるに違いない、だってそこにあればわかるのだから地…

もうない屋根裏、どん底、終わらないはなし

大きなカフェオレボールと本と煙草と天窓と絵と植物。カフェユイットは理想の屋根裏みたいで好きだった。ユイットがなくなってから新宿でのお茶の場所は但馬屋コーヒーだったのだけれど、もうひとつお気に入りの場所ができた。本の読めるカフェはいいな。実…

高くて遠く

少し寒くなってきて空気が気持ちいい。空には雲がいくつも層をつくって交差する。薄くてすぐ壊れそうなのにそのまま動くから、風は空気の動きなんだなと思う。深呼吸すると空の向こうの匂いをかいでいるみたいになる。ちょっとずつ自分の手にとれる景色を広…

数のこと、ムクドリの群れ

感覚の仕掛けについて考えるとき、ちょっと前に書いた(※)植物と数学のことをよく思いだす。 同じ植物が決まった数の花びらを持つっていったいなんなんだろう。 この枝の花も5枚だしこの枝だって5枚の花びらをつけてる、みたいなことを考える、この数字って…

父は撮る

父は私があげたカメラでよく動画を撮っているのだけれど、「・・・」っていう感じのものがいっぱいあります。この時のちゅんは羽根が抜けていて、わびさびがあって笑点に似合っていると思う。

夕方

明け方

日の出の、ほんの少し前

02:32

月が半分の今、ちゃんと自分の中身を整理する時間なんだろうという気がする。 受け入れてきたものを見つめて、そこから掬いとって、いったん空っぽになるまで出し尽くさないと。 真新しいことばかりに手を染めようとしてそこから飛躍を求めるばかりではなく…

収穫

ひとつずつ、というかんじがいいな。

ためこんでる場合じゃない

個展と12月の振付のこととでなにかこころがきゅっとしている。きゅっとしている場合ではないのだけれど、どこに一歩を踏み出したらいいのか、すくんでいるかんじ。こんなものは踏み出してしまわないとどうにもならないこともわかっている。いちばん純粋な…

猫の寺

古いフィルムを現像した。どこかのお寺に家族で行ったときの写真。 この猫たちはお寺にずっと住みついている。

まちの落とし穴

まったく違う街なのだけれどその一角がよく似ているということはよくあることで、 ここから覗いた感じはは私が育った新宿のあの部分にとっても似ている この小道を右に行けば私の家だし、左に行けば響ちゃんち、もっと行けば奈美のうち。 この後ろには教会が…

楽譜を読みセリフを話し振付を踊るということ

今日の美生ちゃんのいとでんわへのコラムを読んでこのことばを思い出した。 音楽家としてやっていると、どうしても演奏のなかに自分というものを入れたくなってくることですね。しかし、音楽というものは、作曲した人がその曲の演奏のいちばんいい方法を知っ…

Punica granatum

ざくろという果実をずっと怖いものだと思っていた。ざくろ、というがさっと割れたような名前の響きはあの美しい姿にすごみのようなものを与えて、ちょっと色気のある大人のひとを見ると何か強く惹かれる反面避けたい気がすることのように、自分のこころの動…

西の空

うちはちょっと高台にあるようで、南のベランダからいろんなものを見ることができます。東京湾花火も見えるし、スカイツリーも見えるし、新宿のビル群も見える。田無タワーも見えるし、多摩川の花火も見えるし、西武園の花火も見える。そして富士山も見える…

顔をみて話せる場所

ウェブマガジン「いとでんわ」が出来上がって1週間ほどが経ちました。この1週間はそれを整えることで毎日気持ちも時間もいっぱいになってどこかきりきりしていた気がします。いろんなひとに話を聞いたり、いろんなひとと繋がって何かそこからわくわくする…

金木犀

この季節は金木犀のことばかり考えてしまう。 春にさくらのことを考えるのと同じ。 毎年この季節になると思いだす光景がある。 私は透明の傘をさして雨の中金木犀の大きな木の下に立っている。 もう花のおわりの季節で、しずくとともに橙色の花が傘にぽつぽ…

ちゅんの体内時計

母が留守だとちゅんはとたんに元気をなくす。母がいても甘える様子はそんなになくて、どちらかというと私や父に甘えたりまとわりつくことが多い。それなのに、母が家にいないと、誰にも甘えてこなくなる。部屋の隅のタンスの高いところからじっとこちらを静…

まちの落とし穴

まったく違う街なのだけれどその一角がよく似ているということはよくあることで、ここから覗いた感じはは私が育った新宿のあの部分にとっても似ているこの小道を右に行けば私の家だし、左に行けば響ちゃんち、もっと行けば奈美のうち。この後ろには教会があ…

金木犀

この季節は金木犀のことばかり考えてしまう。春にさくらのことを考えるのと同じ。毎年この季節になると思いだす光景がある。私は透明の傘をさして雨の中金木犀の大きな木の下に立っている。もう花のおわりの季節で、しずくとともに橙色の花が傘にぽつぽつと…

webマガジン「いとでんわ」をはじめました

お知らせしていたwebマガジンが今日から公開になりました。まだまだこれから賑やかになってゆく予定でおります。毎日更新なので、一日の息抜きに、ぜひお立ち寄りください。