ためこんでる場合じゃない



個展と12月の振付のこととでなにかこころがきゅっとしている。
きゅっとしている場合ではないのだけれど、どこに一歩を踏み出したらいいのか、すくんでいるかんじ。
こんなものは踏み出してしまわないとどうにもならないこともわかっている。
いちばん純粋な部分をどうにかこじ開けようと立ち往生しているのだけれど、もうそういう段階をやっている時期でもないし、なんでこんなにスロースターターなのだろう…としくしくしている暇もないのでがんばろう。
とにかく枠をつくってみるしかなくて、大事なことに気付くのはきっとそのあとだ。
自分のこういう順番がいまだにはかれずにいる。

即興で踊ることが満たすもの、はいったいなんなんだろう。
確かにちゃんと自分の意識で踊っているし、動きにもちゃんとそれなりの理由(物理的な/精神的な)があるのだけれど、でも終わったときに自分のおおきさにすっと戻る、というような感触がいつもあって、それは何かが抜けて行って空洞になった、ということとは全然ちがう、満ちたまま弛緩する、というような変な感触なのだけれど。
たましい全体みたいなことがそこにあったとすると、そんなものをどうしてわたしはひとに見せることをしているんだろう、と訝しい気持ちになりはする。

つくらなきゃ。
踊るようにつくれればいい。
踊るように撮れたらいいのにな。