2011-01-01から1年間の記事一覧

雨音

ただ音があって、振付けをつけて、精一杯に踊る、という場面をなかなか目にしなくなったなあ、そういう何だかほとばしるみたいなことでわあわあと踊って、からだにいっぱい何かが満ちて、そういうのが懐かしい気持ちになった。懐かしいというのは私はもうそ…

秘密の場所

くちなしが好きだと言ったらくちなしの香りに溢れる場所に連れていってくれた

昼過ぎの電車

ふと急にここにいることが心許なく感じる瞬間がある。ただ誰もいない電車のあたためられた座席に座る時。ベランダにふいにひんやりと風が入ってきた時。それは満たされていることとも、何か悲しい気持ちでいることとも関係がない。隙間にぽとんと落ちてしま…

まあるい虹

ある日の虹。 とても大きくてたどったらずっと足元まできていた 地面に吸い込まれるように消えていた

大人の落書き

なにやらたくさん文字が書いてある…と公園にて。 書いているおじいちゃんに訊いたら、ぼけないために、4文字熟語をたくさん覚えて毎日書いているんだそう。 父は、このおじいちゃんが公園じゃなくて川沿いの道を文字で埋め尽くしている場面を見たことがある…

art

たとえば踊ることは自分自身のうちのなにものか/全体のようなことをどうにかしようとすることだとして、写真はそこにあることに手出しをすることはできない、ようなことだとする。けれど今まであまりにも「自分が踊っている」ということにとらわれていて気…

その日に強く関わったひとやものごとから受けた一番強い何かをずうっと引きずってしまう。いいことも悪いことも、それは自分の空気になって抜けない。それはときどきしんどい、けど大半は、素敵なことだから、と言い聞かせる。雲の厚い日の町の音が好きだ。…

あめんぼ

アメンボは、舐めると甘いからアメンボなんだって

雑記

このごろ動く日と動かない日の差が激しい。まんべんなく何かを続けることってむつかしいんだな。そしてその忙しさと比例してちゃんと食事をしなかったりするから、不規則でよくない。成長期じゃないからいいのかもしれないけど。+もっとこの図々しさを役に立…

ドリア

お母さんが作るドリアがどんな食べ物よりもいちばん好き

写真の個展をします

初めての写真の個展をひらきます。お時間ありましたら、ぜひいらしてください。なにかありましたらChloe_bitter_sweet[at]yahoo.co.jpまでよろしくお願いいたします。 ●個展「接点」 日時:2011.11.15(火)~20(日) 12:00~19:00 ※最終日は16:00まで 場所:R…

夢/鳥取の町、3/4

夢。ひとりで古い家にいる。場所は鳥取のようだ。家の前にはずいぶん低いところに川が流れていて町はただ静か。大きな地震が起きる。震度は3か4くらいだった。すぐに、どうか震源が遠くじゃありませんようにと祈る。ツイッターを覗いたら震源は福島で震度…

横畑早苗さんの新作コレクション受注会で踊ります

明日は早苗ちゃんの新作の受注会で踊ります。とても楽しみ。服のイメージを損なうことなく、ただの衣裳としてではない見せ方をしなければならない、そのことをいつも考える。3月と同じように、伊藤さよ子さんと踊ります。今回は春/夏コレクションです。踊る…

いっぽん道/泉

動いているのはまだ見ない光あたためられて、めぐって、呼吸をいっぱいに含んで、知らない時間に抜けていく進む速度はだんだんにあがっていくけれど見送ることの方が早い風もなくでもこの音はなんだろう誰のからだの音なんだろうとどまる泉だろうか太陽も月…

町境の橋

もう少し進めるはず つかんでいる手は冷たいけれど、足元には川が流れていると思えばいい 遠くに映るけれど水面まではその半分なのだから どこまでを橋の裏と呼ぶんだろう 階段の裏はどこに通じるの 手の中ではひとつながりなのに実際は一歩も動けないことに…

写真のためのノート

もぎとられるそのことが暴力でない場合からだの延長の終わりのこと?像と、燃え尽きた先のどちらが向こうなのか影の映像は光なのか?わざわざ見ていることを示すことは見ているものを示さない見ているもの以外の全てを示すそれは交換可能か?

個展『接点』が終わりました

写真展が終わった。濃く、あっという間に過ぎた1週間だった。たくさんの方に足を運んでいただいてほんとうに嬉しかったです。いただいた言葉のどれも、まだ耳からあふれそうな状態になっていて、落ちぬうちに噛んで味わいたい、と少し焦ってもいる。ありが…

おとしもの

ちゅんはいつもお風呂から出て洗面所で羽根づくろいをするきれいに整列していてきれいだった

数のこと、ムクドリの群れ

感覚の仕掛けについて考えるとき、ちょっと前に書いた植物と数学のことをよく思いだす。同じ植物が決まった数の花びらを持つっていったいなんなんだろう。この枝の花も5枚だしこの枝だって5枚の花びらをつけてる、みたいなことを考える、この数字っていっ…

おとしもの

ちゅんはいつもお風呂から出て洗面所で羽根づくろいをする きれいに整列していてきれいだった

右手に川がある空には鳥がいないその川のことをわたしは知っているそれはあの電線を赤い空の中に見たからだ森に沈んでいる川は地下に吸い込まれる川とどういう違いがあるんだろう?いつか木だったことがあるに違いない、だってそこにあればわかるのだから地…

もうない屋根裏、どん底、終わらないはなし

大きなカフェオレボールと本と煙草と天窓と絵と植物。カフェユイットは理想の屋根裏みたいで好きだった。ユイットがなくなってから新宿でのお茶の場所は但馬屋コーヒーだったのだけれど、もうひとつお気に入りの場所ができた。本の読めるカフェはいいな。実…

高くて遠く

少し寒くなってきて空気が気持ちいい。空には雲がいくつも層をつくって交差する。薄くてすぐ壊れそうなのにそのまま動くから、風は空気の動きなんだなと思う。深呼吸すると空の向こうの匂いをかいでいるみたいになる。ちょっとずつ自分の手にとれる景色を広…

数のこと、ムクドリの群れ

感覚の仕掛けについて考えるとき、ちょっと前に書いた(※)植物と数学のことをよく思いだす。 同じ植物が決まった数の花びらを持つっていったいなんなんだろう。 この枝の花も5枚だしこの枝だって5枚の花びらをつけてる、みたいなことを考える、この数字って…

父は撮る

父は私があげたカメラでよく動画を撮っているのだけれど、「・・・」っていう感じのものがいっぱいあります。この時のちゅんは羽根が抜けていて、わびさびがあって笑点に似合っていると思う。

夕方

明け方

日の出の、ほんの少し前

02:32

月が半分の今、ちゃんと自分の中身を整理する時間なんだろうという気がする。 受け入れてきたものを見つめて、そこから掬いとって、いったん空っぽになるまで出し尽くさないと。 真新しいことばかりに手を染めようとしてそこから飛躍を求めるばかりではなく…

収穫

ひとつずつ、というかんじがいいな。

ためこんでる場合じゃない

個展と12月の振付のこととでなにかこころがきゅっとしている。きゅっとしている場合ではないのだけれど、どこに一歩を踏み出したらいいのか、すくんでいるかんじ。こんなものは踏み出してしまわないとどうにもならないこともわかっている。いちばん純粋な…