dream

夢/30 avril 2016

夢。 母が弟をうんと叱っている。 弟はどうしようもなかった。虚無感から悪いこともすれば、何も食べずにずっと生活らしいこともしないでいることもあった。 とうとうたまりかねて母が弟をベランダに引きずっていっている。 弟はまだ10歳くらいだ。 服が首に…

水の底の隕石の夢

しきりに水に潜って何かを見ている。 何してるの?と言うと、底を見てご覧、と水中眼鏡を渡してくれた。 潜るとプールの底には透明な青や飴色、緑や赤銅色の平たい石がたくさんあった。 ひとつを剥がしてみるとひやりと軽くて美しい。 シーグラスよりももっ…

夢/鳥取の町、3/4

夢。ひとりで古い家にいる。場所は鳥取のようだ。家の前にはずいぶん低いところに川が流れていて町はただ静か。大きな地震が起きる。震度は3か4くらいだった。すぐに、どうか震源が遠くじゃありませんようにと祈る。ツイッターを覗いたら震源は福島で震度…

オオカミ

少し前の夢 私は外が透けて見える部屋の中にいる 一緒にいる男の人はどういうひとか覚えていないのだけれどこの上なく邪悪な粘りのようなものを霧のように漂わせている 視界の向こうから大きくて熱いものが壁のすぐ向こうにどさりと投げ込まれた それは肩口…

寛容、動物の頃の夢

こんなふうにおもしろく自分の写真を発見してゆけたらいいのに。いいのに。と考えたので今夜はその方針でいってみよう。やっぱりわくわくする方法でしか進めない。そういうわがままを自分に許していこう、どんどん。夢でよくエレベータが出てくるんだけど、…

夢/死を待つ

死を待って寝ている夢をみた。居間には母と親戚のおじさんがテレビを見ている。ふすまを閉めて私は布団の中にいる。からだの下半分が痺れている。もう自分が死ぬことは決まっていて誰もが静かにそれを待っていた。けれど悲しくはなくて、ゆるやかでやわらか…

泥のからだ、あしのうら

夢。部屋のかたちは新宿のおうちに近い。南から北へからだは進むけれど、部屋を移動しても四肢のどこかはずっと前の部屋に残っている。先端が重たい泥のように置き去りにされながら、根元は引き伸ばされ足されて描かれるように伸びてゆく。千切れそうな危う…

夢/泥の土手、おとぎの森、歌うひと、夢の余熱の小鳥

土石流に父が流された夢をみた 親戚のような家族と、仲のいい近所のひとたちと2家族くらいと共同生活をしている お風呂とかはもっと多くのひとと共同みたい 私の部屋は今や細い畦を隔てたところの小さな空き地になってしまっていて、くずれかけたそこに何度…

サングラスをかじる

おかゆを食べていたらかけていたサングラスが器のなかに落ちた。取り出すのをなまけて、そのままスプーンで崩し、サングラスごと口に入れたらサングラスが4つくらいに割れてしまった。なんで噛んじゃったんだろうと後悔する。そばで見ていた母が「いっつも…

夢、思い込みみたいなこと

夢をみた。ときどき夢が気持ちを解決してくれる。もう逢えないひとや、過ぎた失敗、解けない疑問。現実には覚えのないこと、でも夢の過去では確かに思いあたることだった。目が醒めて、そういうことだったんだきっと、と思う。解決はものごとの変化に必ずし…

夢/パフォーマンス会場の今昔

友達が弱っている夢をみた。暗い学校でパフォーマンスのことについて話し合っているところだったと思う。廃校に近くて、エレベータはぐらつき、床には水がひろがっていた。そこにいる管理人さんが怖かったような気がする。夢の前半、わたしはアメリカ人のこ…

リハーサル、臆病な犬と蜘蛛の巣の森、秋のこと

作品に参加する中で自分がなにを持ち込めるかを少し落ち着いて感じることができるようになってきたかもしれない。どんな種類のことは教わらなくてはいけないか、どんなことなら肩のちからを抜いてできるか…そんなことの自然な選別。雷の音で目覚めた。雨で空…

体育館の夢の体育館

トイレの脇を抜けてここに出たとき、めまいがした。夢でいつも見る体育館だったから。ほんとうにあった景色だったんだ、とぐらぐらした。記憶よりも夢での景色のほうが馴染みになったくらいに、よく登場するこの景色。振付を思いつかなかったあるときの夢。…

『スタンド』

今日は朝からAAPAの稽古でした。大きな樹はいったん切られて切り株になって、それが伸びて胸の高さほどのところに年輪が見えていました。春の若い葉がずいぶん高いところを一面覆っているようで、わたしたちの肌までみどりに染まるようだった。土は少し湿っ…

夢/本屋さん、キューブリックの

夢。リハーサルのために埼玉から横浜まで向かうことになっている。けれど3時間ほど余裕があるので一度おうちに帰ろう…というときに新宿に着き、やっぱりここで本を買ってお茶を飲むことにしようと決める。デパートの外階段から降りるようになっているこの本…

夢/宴、砂漠へ

すごく小さい電車でそこに出かけた。イベントがあるからおいでよ、という感じだったように思う。危ない波打ち際にも行ったかもしれない。大きな大腿骨くらいの骨付き肉をほとんど骨だけになるくらい煮たものを食べた。食べ終わる頃には骨は手羽先くらいにな…

眠りと覚醒のあいだ

眠りに片足をつっこんでいることは意識している。私は何の変哲もないある風景のこちらがわにいる。少しひらけたその風景を扉のような木の枠ごしに眺めている。手のひらでその壁の感触を辿る。夢と知りつつ、実際の感覚をそこに再現してゆく。ゆだねることと…

雨のおわり

こんなに夏は太陽がまぶしいんだっけ?と毎年忘れて毎年びっくりする。雨を越えていつのまにか夏がくるのを、今年はどこか準備をしながら静かに待っている。予定が決まっている1年というのはやはり早い。けれど4,5年前のてのひらに何も残らないように思え…

夢/黒い燐粉、重機

外を見ると空が黒い蝶でいっぱいだった。燐粉を水にまいてそれを水面下から見上げているように、黒々としたうずが街の明るさに照らされて時々鈍く銀色に光っていた。はるか遠くまで蝶が埋めていて、青空は時々しか見えない。蝶が入ってこないように薄く窓を…

夢/イタリアのひと

夢。私はコンビニでアルバイトをしている。もしくはコンビニで学生みたいな女の子と話をしている。スタジオで働いていた頃によく可愛がってくれたひとが入ってくる。びっくりしながらもうれしくて体当たりするみたいにハグをして、イタリアから戻っているの…

夢/駅をつなぐ古いトラック

6時くらいにぱきっと目が覚めたのでそのまま起きていればよかったのに二度寝してトラックに乗る夢を見る。おっちゃんはコンクリートミキサーがあと72台も残ってるとぼやいていた。トラックは違法な改造をされていてわたしはありもしない南国分寺という駅…