2008-01-01から1年間の記事一覧

* ふと4年前、総括でもないけど

4年前の日記を何となく読む。Noismを初めて見たのが4年前。(そしてこの日記で実は佳子とつながったんだ)今とずいぶん文章が違う。誰にも読まれない前提で書いた日記。自分の夫が死ぬ夢をみている。その頭蓋骨をあごの下にしっかりと据えられた感触と見たく…

3年間一緒に踊っている友達の誕生会。忘年会だよ~ということにして誘ってサプライズにしたんだけど、あんなにまんまとひっかかるとは思わなかった!すごくびっくりしながら喜んでくれてふたりでにこにこ見守った。「えーー??」って言いながらプレゼントの…

* 『NINA-物質化する生け贄』 Noism

来年6月の新作のマテリアルにまず圧倒された。ときどき視界の端がぶれることで、どれだけ5人のダンサーがシンクロしているかがわかる。アフタートークで穣さんが「本番までにはもっと精度を上げてゆく。精度というのは単純に言えばスピードということです」…

ダム、一本道

ダムが好き。これもやっぱり、溜まって動かない水、だ。ダムを一緒に覗き込んでいる友達がいる。彼女の描くビジョンは圧倒的で、懐かしいような決して手の届かない憧れのようなものに彩られている。彼女の見た景色なのに、そこに私の記憶の中の断片的なイメ…

* ありがとう、ごめんなさい

仕事のことで弱音を吐いてご心配をおかけしてごめんなさい。それに、やっぱりなんと言っても全ては私の至らなさが発端なのにそれを何かのせいにするなんて。「何のせいにもしたくない」などと日記に書いたばかりなのに、舌の根も乾かぬうちに私ってば!とと…

キャンドル、トンネル

Noismを横浜のレンガ倉庫に見に行った時に通りかかったキャンドルカフェというイベント。火はそれだけでこころを揺るがせる。火を見るときいつも、炎とほのおじゃないところの境目を見つけようとする。輪郭のいちばん外を。そこにある温度の落差を見ようとす…

おどりおさめた

おとといのクリスマスパフォーマンスも、そして昨日のクラブのイベントも、無事終わりました。無事…というには失敗が多すぎたけれど…。深く反省しなければ。クラブのイベントは忙しすぎて、ちっとも写真をとれませんでした。素敵な衣装だったんだけど。今年…

* 塵の音符

この雑音が洩れ出して静電気のように漂っているんじゃないかという気がする。深呼吸や空を見上げることでも澄まないから歯を噛み締めてばかり。どうしたらいいのかはまだわからないけどぐいぐいおしつぶされて押し上げるその合間に、確かに今までとは違う、…

* スモールステップ ソロダンス

何回か一緒に踊っている友人のパフォーマンスに行ってきた、メモ。なにかひとつのことやもの、方向に執着することが生み出す効果のことを考えていた。あるとき、そこに繰り返されているものの存在に気付く。サブリミナル効果みたいにいつのまにか彫りだされ…

水面下を見極める

私の頑固さを知ってはいるけれど、「これはちがう」という直感のようなものは無視してはいけない と思う同時に「これは信じても大丈夫」という心地のよさもそれから、これが同時に存在しうるんだということも 忘れちゃだめ。食べたものが3ヵ月後のからだへ反…

引っ越しのため仕事はやらず(やりようがない)ひたすら歩き回りおしゃべりをしお水を飲む。早く引き上げてリハーサルに出たかったけれどやはりそういうわけにも行かずにお菓子を食べたりカフェに連れていってもらったり。って本当にこんなときは帰らせてくだ…

* 年の瀬時間

昨日は友人と持ち合わせて買い物。新宿のサザンテラスはいろんな光で溢れていました。LEDって寒そう。蛍光灯とはまた違って、一層さえざえとしている。でもそのまっすぐに刺さってくる感じが清らかなんだけど。年末年始はとても長いお休みなので小さな旅でも…

* コラージュ

悲しくても涙が出ない。とかのっけから言ってみる。感動したり、可愛いなあって思ったり、うれしかったりほっとしたり、他の誰かの悲しみに対してはすぐ涙が出てしまうのに。自分の悲しみのためにだけ、泣くことができない。泣くほどの余裕がないわけでもな…

ほおづえをついて覗き込む

仕事場の解散会。男社会についての熱い語りを聞く。25歳のそのひとはまっすぐで隣から横顔を見つめながら何度もうなずいた。うまく出てこないことば。でもそんなことちっともかまわない。迷いも気負いも愛情のようなものもそして厳しさも入り交じって。こ…

* 『トニー滝谷』 市川準

グレーと蒼、シンプルな構図の画面。その中で淡々と、孤独も幸福も悲しみもが描かれていた。本を繰るように過去から未来へ移動する時間、村上春樹の小説と同じような登場人物との距離感。村上春樹は一時期とっても好きで何度も繰り返し読んだ。まだ私は孤独…

* おしくらまんじゅう

うじうじしている自分をうじうじ思い悩むなんて堂々巡り、やめた。出口がないんじゃなくて、自ら扉のない地下に向かって螺旋階段を降りようおりようとしているだけだった。満員電車ではたと気付く。押せば押されるんだな、ということに。思い切って動いてみ…

* 原点

首のつけねのあたりに雑音がたまっていて深呼吸をしても抜けない。こんなときはただ、手をつけたいことや手をつけなければならないことに対して気張りすぎているだけ、とわかっている。ていねいにほぐしてゆけばいい。すっかり元気になったちゅんは私の祈り…

* ベンメリアからの帰り道

ハンモックのお母さんを守っているのか。 青いんだけど重いのは、湿気を含んでいるからなのかな。それとも緑のなかに眠るお城から出てきたからか。

* 夢/家族旅行、本番をぶちこわす

家族でカンボジアに行こうということになる。でも父も私も仕事の休みが合わないから、4日行きたいところを1日ずつ分けていくということになっている。1日目はなぜかひとりで行動していて、しかもゲームの世界を現実にしたテーマパークのようなところにい…

* 『トゥーランドット』TV放映のお知らせ

10月の出演したオペラ『トゥーランドット』がBSハイビジョンで放送されます。是非ぜひご覧下さい。----------------------------------------------------------------------------新国立劇場2008/2009シーズン オペラ 『トゥーランドット』(2008年1…

* アリスの罠

もしかしたら気付いているよりもずっとはるかに、わたしはわたしを縛っているのかもしれない。認識したつもり、をさらに越えて。鼓舞するためのプレッシャーや守りたく思うものが、わたしを後手に回らせる。端とはしの血がぶつかり合っているわたしにとって…

* 今年最後の催しもの

今年はいくつもの作品に携わりました。年明けのキリアンに始まり桜木町駅で踊り、コントラステでは中原麻里さんのカンパニー初作品を踊り、バイオリンと共演したり、オペラに出たり。初めてのことだらけ。そのたびにたくさんのことにぶつかり、周りの方たち…

* memo/森山大道 展示ふたつ

・森山大道「バイバイ ポラロイド」11/15(土)~12/13(土) @タカ・イシイギャラリー

* 『ヴィルヘルム・ハンマースホイ展-静かなる詩情-』 1

考えていたよりも何倍も好きになってしまって、うまく書ける自信がまるでない。何故、こんなに惹かれるのか。絵の具を塗っている後姿や筆で色をおく感触のことを思う。解説も絵の前でささやかれる言葉を聞いていても、このひとの絵を「寂しい」とか「閉塞感…

* 『Suspended Melodies』 南條俊輔フランソワ+小池浩央

ギャラリーに足を踏み入れたとたん一瞬間があって、彼は迎えてくれた。いつも、今までいた時間からすぐにくるりと向きを変えるイメージでは確かにないけれど何か違うな、と感じていたら、この作品について文章を書いていたと言う。なにかまだその流れや熱か…

* 東京スカイツリー

新しい東京タワーが2011年の12月に完成するそうです。いつから着工しているのかと調べたらもうこの夏から始まっていたらしい。基礎工事がすごいんだろうなあ…。概算建設費約億600円とか500億とかかれているけれど実際はいくらで請け負ったんだろうか(しかも…

* 東京タワー50周年 3

たくさんの電飾を見るとどうしてもエレクトリカルパレードの曲が頭を勝手にめぐり出す。きらきらしたものを見ると、ひとみに輝きが映るだけで、からだのなかの面積が変わる気がする。吸い込む空気の濃度が変わる気がする。満ちる、に似ている。 9時半くらい…

* 東京タワー50周年 2

東京タワーのふもとはディズニーランドよりまぶしいちいさな光の公園になっていました。小さい子供を汽車の形のおもちゃに乗せて写真に収めようとするお母さんや、きらきらする道路と彼女を撮ってあげようとする彼氏などで溢れていた。そのなかでもひときわ…

* 東京タワー50周年 1

東京タワーができてから50周年なのだそうです。いつもと違う照明になるから見に行こう!と赤羽橋まで。七色になっているの、わかりますか? しかし時間限定だったみたいで、すぐに青白いだけの照明に変わってしまった。「スワロフスキーみたいだねー」と話…

* ちゅんの回復、触れたいartの備忘録

ちゅんは少しずつ元気をとりもどして昨日おとといあたりからだいぶやんちゃさがもどってきました。ほんとうによかった。ご心配をいただいてありがとうございました。励ましてくださってありがとう。まだよろよろしてるけどきかんぼうになってきたからかなり…