* ちゅんの回復、触れたいartの備忘録

ちゅんは少しずつ元気をとりもどして昨日おとといあたりからだいぶやんちゃさがもどってきました。ほんとうによかった。
ご心配をいただいてありがとうございました。
励ましてくださってありがとう。
まだよろよろしてるけどきかんぼうになってきたからかなり体調はいいんだと思う。
もうひとがんばり。

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今週で終わってしまうどうしても行きたい展示ふたつについていろいろとこころにとまった記事をメモ(と、それに対して思い出したことや思ったこと)。

【「Suspended Melodies」 南條俊輔フランソワ+小池浩央】
・MONUMENTS (Click!)
この間の小池くんの個展『A/R』の時にいろいろ話して面白いなあと思ったのは、展示しようと思っていた写真をいざ空間に並べてみたら、考えていたような配列をくずして写真の居場所がどんどん決まっていったという話。
彼はダンスがとても好きなんだけど、舞台の話をしていてもとても空間や皮膚への感覚に敏感だと思う。頭の中とその感覚がきちっと繋がっていて系統立っている。
自分の作品を客観的に見て瞬時に取捨選択ができるのはそういう部分があってこそだし、けれど聞いていて微笑んでしまうくらいの愛情に溢れてもいて、その入り混じり方がとてもいい、と思う。
たとえば、古びた建物の窓から差し込む光に髪が透けている写真が暗くて閉じている部屋にかけてあるとその光を眩しく思い目を細めたし、可愛く微笑んだ顔がちょっとかがんでちょうど覗き込めるようなところにあるとなんだか大切でいとおしい存在のような気がする。
見ているひとのからだが置かれている環境や動作がエモーションを刺激するということは、まさにダンサーが舞台上から投げかけていること。
それが写真にも応用できるなんて、といまさらながらに実感した。
理論ではなくて何気ない身近なところで取りこぼさずにいられることがいいな。
「こうしたらこんな気持ちになるよね」というところを普段きちんと感じ取っているんだなあ、ということを思った。
話を聞いたからそう感じたのではなくて、見て感じた私のこの気持ちは何だろう?っていうことが説明された感覚に、うれしくなった。
それにしてもここにある“とてつもない”写真てどれなんだろう。気になるな。

【ハンマースホイ展】
写真で見る限りでは時間が止まったような静かな絵。
クノップフに色合いが似ているなあ、と思う。
ちゃんと見ないと分からないけど。
タルコフスキーのことを一緒に書いているひともいたのでどこか通じる部分があるのかな。
・青い日記帳 (Click!)
・千尋の美術散歩 (Click!)
ワイエスも気になっている画家。私が撮った写真のなかのひとつがワイエスぽいね、と言ってくれた方がいてそれで知った。
ワイエスはもうちょっと時間に猶予があるのでまた今度。

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「Suspended Melodies」 南條俊輔フランソワ+小池浩央
場所:西荻窪のyoukobo ART SPACE
日時:11/28(金)~12/7(日)  12:00~19:00(最終日は17:00まで)  ※月・火休み
オープニングレセプション:11/30(日)18:00~22:00
入場無料

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