2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

* 淡路島日記/鳴門海峡

1日だけ雨が降ってお休みになった日がありました。上本さんが許可をくれたのでみんなで渦潮見物に。 こんなふうに下を見ることが出来る。ジャンプ禁止って、なんか怖い。 ぐるぐる。 ぐるぐる。 絵のついたガラスごしに集まる見学用の船を見ていたら、なんだ…

* 淡路島日記/焼肉カラオケ

管理棟の社員さんとご飯を食べにいくことに。風車から全員が目を離すわけにはいかないので、残念ながらひとりの社員の方はお留守番。大変なお仕事。一日何度も85メートルのはしごを上がったり降りたり、夜勤もしょっちゅう、お休みも長くはとれないから遠出…

みつめる姿、きっと手をのばしつづけることだけでは

淡路島で一緒に踊った三枝はなちゃんとご飯。ときどきとてもほっとさせられる存在っている。幼稚園の時におねえちゃんみたいだったなおちゃんとか、小学校のとき甘えていたけいちゃんとか、おとなになるまでにそういうひとは何人かいて何がそんな感触を自分…

* いっぽん道じゃない

自分がほんとうに望むもののかたちがゆっくりと見えてきてけれどまだちいさく選択を誤るんだろうなという気もしているおひさまを浴びた洗濯物のゆるやかな揺れを見て、それでもいいんじゃないの、とゆったりゆるされたような気持ちになったり、できない約束…

まねっこちゅん

本を読んでいると覗き込むし携帯をいじっていると画面をかちかちくちばしでつつくしパソコンをやっているとキーを踏むし歯を磨くと歯磨き粉を舐めようとするし何か食べると絶対見逃さないで飛んでくるしものを書いているとどんどん出来上がっていく線を見つ…

表参道のクリスマス

季節外れだけれど。12月23日の表参道。私は大切な稽古の帰り、家族やこいびとたちにまぎれながら写真を撮った。ものすごいひとで、ほとんど道を並んで歩くような状態。でもみんなのんびりとお店を見たりイルミネーションを見たり。 大人になってしばらくする…

* 淡路島/夕焼けの海へ

一日が終わってみんなで海岸のほうへ。綺麗な夕焼けに静かな海。靴を脱いで足をあらった。 犬とお父さんと男の子が散歩に来た。男の子が波に洗われるたび犬が心配なのか高い声で吼える。お父さんがなだめても、男の子のほうに飛んでゆこうとする。大丈夫だよ…

* 淡路島日記/海にこぼれる

カメラを向けるといつもにこにこしてくれるみのりちゃん。 まぶしすぎてちゃんと撮れていない海。雲の隙間から落ちた光がひかる苔みたいに落ちていて、手にとれそうなくらいだった。あのひかりのしたでは魚はまぶしいんだろうか。水面のしたから、みあげてみ…

『萌の朱雀』 河瀬直美

殯の森を見たときもそう思ったけれど、緑がきれい。ただまっすぐに飛び込んでくる緑。光に満ちていたり白くくすんでいたり雨に翳ったり肌に映ったり。含む風やそれぞれの種類のかおりが感じられるような。ただこころの時間のねじを緩めて眺めていればよかっ…

淡路島日記/風車のまわりで

踊るみのりちゃん。いつもやわらかで、気持ちよくとりいれる。 風車を撮る大迫さん。どんな写真が撮れてるの? 真似して、撮ってみた。同じアングル

* 秋はおわって

秋はいつも確かななにかを手元に残さぬままいってしまう。だから秋を待ち、秋を惜しむうちに、過ぎ去っていることに気付く。毎年秋はくるけれど、考えてみたら私は生きた年のかずだけしか秋を知らないんだ。 いちょうの黄色はいつも上手に撮れない。太陽の輝…

* 懐かしいまち、時間に沿って歩く

小池さんのギャラリーにお邪魔した後その足で歩いて以前住んでいた町に行ってきました。引越しの多かった私にはたくさんの土地の風景があります。大月、登戸、昭南町、早良区、新宿、そして今住んでいる場所。私はその場に立ち止まってじっと何かを見たり考…

* 霧の日、そのあと

霧の日の写真ができた。霧が晴れて、あたためられた屋根から水蒸気があがっているところ。2週間も放っておいたフィルム。けれど、こうして忘れていたことを思い出させてくれるからいい。 洗濯と大雨は似ている。どちらも、汚れを流してくれる。汚れは地下の…

* 『木村 伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』

ブレッソンの写真は構図がすごいなあと思っていたけれど、自分が写真をより好きになったからか、その完璧さにあらためて驚いた。写真の四すみすべてがおろそかにされていないような印象。何度も微妙にアングルを変えて撮ったことが最後の部屋でわかって少し…

* 淡路島日記/同じアングル

夕焼けの風車 不思議な空の色のなかの風車 澄んだ空のなかの風車どうやらこの角度で撮るのが好きみたい。とても単純。スイカ

* ホテイアオイ

お母さんがどうしても見に行きたいと言ったから家族で出かけたホテイアオイ見物。季節外れだけれど写真ができてきたので。 お母さんが持っているカメラはどこかからお父さんが拾ってきたカメラなんだけど、ときどき私のカメラよりもいい色や光だなと思うこと…

* おいてきたものやおいてゆかれたことを考える日

気持ちがぐちゃぐちゃしている。いろんなことを脇においてこころのうわべだけでものごとを進めている。どんなに長い道を掃除するときも今の一歩のことだけを考えるんだ、と掃除夫のベッポおじいさんが言っていたっけ。そうだ、今夜はひとつだけなにかを片付…

* "minimissing"Hirohisa Koike 小池浩央さん個展 

友人の小池さんが新宿の眼科画廊で個展をひらきます。小池さんの写真展には今まで2回行ったことがあってどちらもとても感じることが大きかった。(『A/R』

* ロートレック・コネクション

感想・メモ。・向こうを向く男のひとの視線の先。後姿のそのさきのことを想像させるものが好きかもしれない。・額の色のことが気になる。・『ゴッホの手紙』を読んでいるのでこの時代の想像の助けになる。・ロートレックの描く舞台のひとは、フットライトの…

* やさしい風景はいつも

たいせつなひとや、たいせつなひとや、たいせつなものをどうやってたいせつにしてゆけばいいのか途方にくれることがある夕暮れを握って離さないでいることはできないように、それはあまりにも大きすぎてそのおおきさからも、自分の気持ちの切なさからも、わ…

* 『パリ・オペラ座のすべて』

舞台で踊ることももちろん好きだけれど舞台の裏側自体が好きだ。楽屋の入り口も、楽屋の外や袖に用意されているバー、緞帳の裏、降らしものを切ってくれているスタッフさん、一服する時間、トイトイトイのお菓子、楽屋のお化粧やアイロンのにおい。カンティ…

* ふたたび

透明人間に遭遇した

展示写真選考中

焦りつつも、まだその段階じゃないとずっとただ撮りためていたのだけれどやっと先週末あたりから選ぶ作業をはじめた。その時の感覚だけではきっと誤差があるので何日か同じ作業を繰り返し徐々にしぼり、やっと今日35枚ほどに落ち着きました。といってもこれ…

* 日曜美術館のサルガド特集を見て

以前見に行って釈然としなかったサルガド。

淡路島日記/スイカ

お世話になっている管理棟のまかないをされているおばちゃんから、スイカのおすそ分けを頂いた。娘さんの畑でとれたから、って。冷やして、切って、みんなで食べた。この笑顔。 甘くて全身に水がゆきわたった。

* 霧の朝、特別な夕方、ともだちの家

霧が出ているよと父が教えてくれて真っ白な朝を眺めた。ベランダに出ると細かくさらさらと空気の流れが見える。むせるほどの霧。空気がゆるんでくるにつれて霧は吹き払われ、屋根におりた水分がたちのぼるところを見ることができた。わたしのおなかもあった…

* 過去と未来を同時にはらむ

『精霊たちの家』についていた池澤夏樹の解説を読んで、昨日母系家族のことについて話したことを思い出した。すごく個人的な感覚で言うと、女性を幹としてその血のことを考えるととてもものごとがわかりやすい気がかねてからしている。性質も業も、連綿と綴…

* ギャラリーにお邪魔する

昨日は石原さんのギャラリーにふたたびお邪魔した。到着するといつものように、小さなテーブルにお酒とおつまみを囲んでいた。私もそこに混ぜてもらう。何人かが入れ替わり、立ち替わりする。でも緊張もせず、ただそこに包まれて受け入れていればよかった。…

眠っていてもいいにおいだけはのがしたくないの。

* 冬毛

このごろ寒くて、ちゅんも人肌恋しいのかもしれない。すぐにひとの肩や指や膝で落ち着こうとする。片足をおなかの毛の中に隠して、ぐらぐらぐらぐらしながらひとの顔をじっと見る。ほんとうにそれで落ち着けるのかなー。といつも思う。だんだん足の裏があつ…