* ロートレック・コネクション

感想・メモ。
・向こうを向く男のひとの視線の先。後姿のそのさきのことを想像させるものが好きかもしれない。
・額の色のことが気になる。
・『ゴッホの手紙』を読んでいるのでこの時代の想像の助けになる。
・ロートレックの描く舞台のひとは、フットライトの照り返しで高揚感のようなものをよく表現しているように思う。燃え立つような。髪や肌の熱せられたかおりがするような。
・厚紙に描いているのがいい。
・ブリュアンはポスターよりも、緑のラインで描いているもののほうが好き。輪郭の強弱がかっこいい。
・ゴッホもドニもそうだけど、みんな浮世絵が好きだなあ。もっと浮世絵を知ろう。
・版画をやるひとは色の配置の仕方が小粋だなあ。
・版画は、ちゃんと摺る専門のひともいるみたい。
・怒る牛が真下を向いているのがほんとうに怒ってるぞ!って感じでよかった。
・マルセルの横顔が美しかった。
・ロートレックの描くまなざしが深くて好き。すごく簡単な線で構成されているのに、どうしてこんなに奥深いんだろう。やわらかで、いろんなものをふくんでいる。
・ドニの、縦長のうろこの模様のようなドレスの女性(ランソン夫人と猫)がよかった。輪郭の黒が薄い色に隠れて厚かったり繊細になったりする。色に厚みがあって。木に直接描かれているように見えたけれどキャンバスだった。
・緑に赤をさす
・ボナールの灰色とももいろ、黒の配色がどきんとさせられた。
・森の中の焚き火、ちょっとこころ惹かれた。