2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
何度かダンサーとして出演させていただいている劇団恋におちたシェイクスピア
コントラステで一緒に踊っている真希ちゃんの舞台です。-------------------------------------------------------『White Fields』日時:2009年1月30日(金)~ 2月1日(日) 場所:青山円形劇場
Penの文房具特集を読みたくて出先で本屋さんを探したら、めずらしいくらいに雑誌の分別がめちゃくちゃで見つけだすことができなかった。どの本がどの棚にあるかの好みが合う本屋さんは気持ちがいいけれど、そうじやないとここまで探せないものか、と行ったり…
【走る.jp】という企画を友達が立ち上げて、私も今それにカメラマン兼コピーライターとして片足をつっこんでいます。といっても、早朝の荒川に出かけて実験みたいにたくさん写真を撮ったり、無い文章構成能力を必死に絞りだそうとしているだけだけれど。もう…
外を見ると空が黒い蝶でいっぱいだった。燐粉を水にまいてそれを水面下から見上げているように、黒々としたうずが街の明るさに照らされて時々鈍く銀色に光っていた。はるか遠くまで蝶が埋めていて、青空は時々しか見えない。蝶が入ってこないように薄く窓を…
私のまわりにベイビーブームが来ている。スタジオ時代の同僚、そして芝居仲間はなんと同じ時期に3人も。結婚式もそうだけれど、おめでたいことって本当に重なる。お正月に従兄弟の赤ちゃんと逢ったこともあって、なにかにひかれているのかもと思う。そうして…
そしてこちらは日本の壁。川越に遊びに行ったとある夏の日。 日本の壁もやっぱり素敵だな。サビとか、朽ちてゆくものになんだか心惹かれる。けれど、それは直接、消えてゆくもの=死 みたいなものに惹かれているとはいえない気がする。少なくとも私は、それ…
きっとすごくこころが動くと思うから。と連れて行ってもらった、イーストサイドギャラリー。ベルリンを東と西に分けていた壁が壊されたあと、その壁のあった時代を忘れまいと世界中のアーティストが壁に絵をえがいた。初めてのケバブを食べながら、長い壁を…
あみへ。これがオランダのでっかいがちょうです。日本のカモのつもりでしゃがんで「おーい」って呼びかけたらずんずんこっちへ向かってきて、おや?なんだか遠近法が狂ってるな…と気づいたときにはしゃがんだ私よりでかいがちょうたちに囲まれてました。公園…
わたしをまちがった方向へスイッチさせるのろいをもうひとつ見つけた。それが何かはないしょ、だけど。+とあるきっかけがあって自分の写真を見直していたら、そういえばベルリンの壁をいっぱい撮ったんだった、と発見。ときどきのせてみようかな。
もし病気を治してくれたらどんなに暴れん坊になっても我慢します、とかみさまにお願いしたらちゃんとかなえてくれた。近頃のちゅんの傍若無人っぷりったらない。病気をしてからのちゅんはよけいに甘えんぼ。ちょっと私が席をたつとすぐについてくる。わたし…
『赤い風船』ブルーグレーのパリの風景はいつかどこかで見たことがあるような気がする。この階段を降りたことがあるかもしれない。この建物の角を曲がったことがあるかもしれない。そんなふうに思わせる、どうしてか懐かしい色。そこに浮かぶ赤い風船の可愛…
ゴットランドに行ったとき、もっと撮って、もっと身を浸してきたらよかった。フェリシアにもらった高熱をひきずって歩いたから今でもゴットランドの景色には息苦しいひりひりが付きまとっている。地図で見るとほんとうに遠くてちいさくて、私がそこに足を踏…
私の夢には、にせものの本がよく出てくる。たとえばわたしは図書館にいて、たくさんの本に囲まれている。古くて暗くて表紙の皮やあたたかい埃のにおいのする部屋。ぐるりと見わたすかぎりの本のひとつを手にとって眺めてみると「げP9どょBQそるさ6N」…
トーベ・ヤンソンの短編集。おばあちゃんが寝ているときにこっそりラジオを消し、こたつにもぐりこんで読んだ。好きな文章をいくつか。+ + + + + + + + + + 人間ってやつは、だれかを尊敬すると、そのだれかを所有する権利がある。 相手を所有していると思い…
ドイツの友人からメールがあって、スイスで出会った女の子のアドレスを探すためにノートをひっぱりだしたら懐かしいものがいっぱい出てきて途方に暮れた。英語の勉強をしようとしてメモした紙とか、カフェのレシートとか、すっごく美味しいんだよ!って教え…
ちいさなころから転勤を繰り返してきた。いくつかの幼稚園、いくつかの学校に通った。そのたびに変わった友達とも、もう今ではなかなか連絡がとれない。ずっとひとところに住んでいたら、成長とともに自分の行動範囲がひろがったり変わったりしてゆくのだろ…
水際が好きなんだなあ、と改めて思う。写真を撮るときも水がかかわってくるだけで画面が変わる。生きて、ぶつぶつとつぶやく。時間が流れる。なんて、ほんとうにそんな風に撮れているか分からないけれど。タルコフスキーのように、魔力も聖なるものも、静け…
おととしの夏にマラソンに目覚めた友人の企画のための写真を撮りに、早朝の荒川へ。頼まれて写真を撮るのは2回目。ちょっとどきどきする。舞台と同じで「素人なんです」って言い訳したってしょうがないから。知り合いのお子さんが書いた「走る」という習字が…
子供たちはいないけれど 残した怪獣たちが音もなく、にぎやかに廊下を飾る。 ヘンリー・ダーガーを思い出す。彼の王国を守った幻のけものたち。
友人の誘いでスパイスカレー講習会に行って来ました。しーんとした休みの日の小学校にて。入る時忍び込むみたいにどきどきした。たくさんのスパイス。右はスターアニス。 スパイスを砕く。一番左はタイのすり鉢。硬いスパイスを砕くために丈夫な石でできてい…
今日はスパイスカレーを教えてもらいに小学校へ。HPを見て、今小学校ではいろんなこころみがなされているんだな、と思う。そして夜には2回目のお料理教室。+TVで、絵を描く象を見た。筆でぐるぐるべたべたをただ描いているおさるさんは見たことがあるけ…
『tokyo.sora』のあの明け方に突っ走るシーンを見た。以前見た時にはどうしてもまっすぐ受け入れられなかった。そこに作られた状況や感情はいちいちこころのどこかをつっついて、なにやら恥ずかしいみたいに眉をしかめさせた。カメラ日和に出てきそうな可愛…
原美術館にヘンリー・ダーガーを観にいったときに圧倒された。作品の異様な雰囲気にももちろん圧されたのだけれど、あんなに膨大な量のものが誰かにみせるという目的もなく製作され、長年息をしていたということに。彼の頭のなかで生まれ編まれていった世界…
会社が始まって緊張している自分を発見する。ずっと手が震えているし、お腹も空かない。喉がからから。頭痛もする。でも重要なのはもっと別のこと。明日はもう少しリラックスして少しでも自分の場所にしてゆこう。+アイスランドの景色をテレビで見た。アイス…
ふっかふかのほっぺに顔をくっつけて赤ちゃんのにおいをいっぱいにかいだ。全身いっぱいでフォーク入れを開けることに集中している後姿とか、おとなたちの反応が響いて笑顔を見せるところとか、可愛くてなんて神秘的なんだろうと思う。あのやわらかい髪の奥…
冬休みがもうあと2日しかないなんて信じられない。友達たちと念願のもんじゃ焼きを食べに月島まで行ったり、ラーメンズビデオ鑑賞会をしたり、お泊り会&お料理教室だったり、そっか。楽しいことたくさんしてるか。その合間に録りためたビデオをいくつか見た…
新日曜美術館にて山口薫さんを知る。腺や色に厚みのある絵が好きなんだなあ、と思う。この厚みが感じられない絵との差はどこに何故生まれるんだろう。晩年になるにしたがって色もラインも溶け込むようになってゆくのだけれど、なにか厚みのようなものだけは…
夢。私はコンビニでアルバイトをしている。もしくはコンビニで学生みたいな女の子と話をしている。スタジオで働いていた頃によく可愛がってくれたひとが入ってくる。びっくりしながらもうれしくて体当たりするみたいにハグをして、イタリアから戻っているの…
長年仲良くしてくれているひとは知っているが、私はとても料理が苦手である。しじみのお味噌汁を作るにあたって「しじみは海のひと?川のひと?」と疑問を持ち(砂を吐かせるためにどちらに入れたらいいかわからなかった)、心配した友達が電話をくれたほど…