アイスランド、氷の絵、衣服にまつわる人物の記憶、オリオン座



会社が始まって緊張している自分を発見する。
ずっと手が震えているし、お腹も空かない。喉がからから。頭痛もする。
でも重要なのはもっと別のこと。明日はもう少しリラックスして少しでも自分の場所にしてゆこう。

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アイスランドの景色をテレビで見た。
アイスランドにすごく行きたくなった。
ビョークの生まれた国。
『春にして君を思う』の国。
日本と同じく、火山と温泉、大陸のプレートの端っこに乗っかっている国。
最近破産しちゃったけど。

生まれたての地球を見るようだった。
地球の割れ目がアイスランドを通っているんだけど、その裂け目から命のもとがあふれ出しているみたい。
絶えず生まれ続ける大地。
とっても行きたい。

どうやら、私はあまり太陽が強くない土地が好きみたいだ。
ロシアや北欧。
長いこと太陽を待ち望むことや、夜の海や、自分自身の影と対峙することや、雪に踊るろうそくのひかり、色のない冬を打ち割るように色が溢れる短い春と夏。


それで思い出したけれど円山応挙の『氷図屏風』をこの目で見てみたい。

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『オウエンのために祈りを』を読んでいるんだけれど、亡くなったお母さんの記憶が服に結び付けられているところがとても『トニー滝谷』に似ているような気がした。
服の持ち主が亡くなったあと、その服をメイドさんにあげるところも似ている(トニー滝谷さんは結局あげなかったけど)。
この本はその村上春樹の短篇集よりも1年しか先立っていないから、影響を受けたと考えるには無理があるかな。

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写真はクリスマスの丸ビル。
ちょっと、オリオン座にみえない?