2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

* あいまの一日

お休みの予定だったけれどリハーサルもないので急遽出勤。たっぷりの雨とたっぷりの太陽が若葉をぴかぴかさせている。5月は素敵な季節だな。元気に外に出かけられない友人にカーテンを開けて窓もあけてごらん!と毎日のようにメッセージしたことをふと思い…

ぜいにくだらけ

からだのなかをくすぐるものごとに、静かに耳を傾ける時間がほしいな。忙しいから難しいのではなくてただ、どこをめくったら鮮明に見えるかを感じ取っていないだけ。あっちにもこっちにもシフトするほど器用じゃない。そろそろほんとうの意味で自覚するべき…

* 新宿/母校

久しぶりに母校を訪ねた。もう中学校じゃなくなり、幼稚園を経て地域の交流会場になっているところまでは知っていた。が、今は別の高校になっていた。なんだか、どきんとした。幼稚園や地域の施設になったと聞いたときとは違った。なにか子供じみた寂しさ。…

13:27

ていねいに生活できないと、ていねいに考えることもできなくて、ていねいにつくることももちろんできない。たいせつなものを遠くに見やりながらいらないものを手に抱えて足元がおぼつかない。今できることはきっとすごく簡単なこと。もっと遊びたい。じぶん…

なにがなんでも重なってゆく

今年は目黒川に散ったさくらが帯になって流れているようすを見ることができなかった。ちょうどその頃ぽっかりと、わたしはなにをしていたんだろう。いろんな方法ですこしでもひとり息がつける時間をみつける。けれど理由もなく気が急いていて、いつのまにか…

* 掛川花鳥園 4

ふくろうを手に乗せてもらった。爪が鋭いから皮の手袋をして。ふくろうの目は人間のように球体じゃないそうだ。双眼鏡のような、筒。筒が眼窩にはまっているから、目玉だけを動かすことができない。(2°くらいしか動かないんだって)だから首をくるくると動…

* 掛川花鳥園 3

ワシやはやぶさ、ふくろうの飛行ショーもある。飼育員さんの言うことをよく聞いてお利口だ。ちゅんのように飛んできてはしゃぎすぎて顔をつっつく…などということは許されないのだから、長い時間をかけて信頼関係を築くのだろう。このハクトウワシの名前は、…

* 掛川花鳥園 2

金属みたいに光る鳥。鳥は恐竜の子孫だから、恐竜もきっと鮮やかだったんだ。昆虫も魚も爬虫類も鳥も色鮮やかなのに、どうして哺乳類は地味なんだろう。 削る前のかつおぶしみたい。 オランダで、こういうペリカンがふつうに町中の森に飛んでいるのを見たこ…

* 掛川花鳥園 1

車で静岡の掛川花鳥園へ。横浜を出たときには晴れていたのに山を越えたり海に近づいたりするたびに雨が降ったりまた陽が射したりした。ワイパーではけられてしまう水を見ているのが好きだ。集められて耐えかねて流れる。天気雨で運転席にたくさんの水玉の影…

* 友人の決意、浮き上がったたいせつなことメモ

友達の決意が自分の取り組みかたをかえりみさせてくれる。わたしが自分をついやすべきことは、なにか。+もっともらしく発見したように考えていたことはぜんぶもう誰かが書いている。新しいかたちの物語をひねり出すことよりも、ものがたりを生きる人物に彩り…

* 3つの舞台と写真展のお知らせ

先週舞台がひとつ終わったと思ったら、もう来週末にもうひとつ本番を迎えます。初めての世田谷パブリックシアター。初めてのメンバーで、手作りの作品。この春はたくさんの舞台を同時に進行していたのでリハーサルに穴をあけたりしてご迷惑をおかけしながら…

さくらのこうえん

届きそうでちっともとどいてなかった。 お父さんとサッカー。 私も小さいときよく父とキャッチボールをしたなあ。すごい固いボールで、ときどき顔にぶつかったけどだいじょうぶだっただろうか。

* 芽吹き、重い読書、広がる波紋

やっと冷たくかたい空気がとけた3月の末のある日、いっせいに若い緑がまぶしくて目を見張った。そして今日は2度目の眩しい朝。小学校を取り囲むコンクリートの塀を覆う苔までもつやつやと眩しく、なにもかもが新しい朝だった。ドイツの春を思い出す。その…

* もじゃハウス

お友達のうち。藤の季節には花に取り囲まれちゃうらしい。 そんな話をうれしそうにしてくれたもじゃハウスオーナー。このときも手作りちりとりを見せてくれた。

* さくら、はじまりとそのおわり

大きな公園からあふれるような大きなさくらが、道をゆくひとに花びらを降りかけていた。車のガラス越しに午後の日差しが眩しくて、笑い顔のその声は聞こえない。なぜあんなに潔くさくらは散るんだろう。透き通りそうに幸せな景色に見えた。雪みたいだ、と思…

* 待ち時間

待つことは、きらいじゃない。机のうえにつっぷして横をみたら、目があった。

* ACkid2010に出演しました

ACkidでのソロパフォーマンスを無事に終えました。たくさんの方にお越し頂き、ほんとうに嬉しかったです。窮屈な客席だったのに最後までご覧頂き、ありがとうございました。彫刻家さんと尺八奏者さんとのコラボレーション。最初お話をいただいたときにはおも…

* ことばは年輪のように

池袋のキンカ堂、なくなっちゃったんだね。知らなかった。そしてこのお店がこんなに愛されていたこともしらなかった。

* ひとりどうし

ずっとひとりで遊んでいたから、「撮ってもいい?」と訊いたらうなずいてくれた。すばやく一枚撮ったあとに「口のまわりたくさん何かついてるの知ってる?」と言ったら、慌てて向こうへ駆けていってしまった。男の子のプライドをくじく発言を、ついしてしま…

過去のまち、とどまる時間、重なる記憶

7本現像したけれどこれぞという写真はなかった。写真の難しさにためいきをつく。なにも特別なことをしたいわけじゃない。特別な景色がとりたいわけじゃない。ただそこにあった小さな温度だけ、ほしいのに。かわりに、初めての変な写真が撮れた。どういうわけ…

さくらのみち

いちめん、照らされたさくら色だった。今年の春は忙しいけれど、なんだかにやにやしちゃう。

おさななじみの帰国

幼ななじみがシンガポールから一時帰国。短い期間だったしわたしもばたばたしていてもしかして今回逢えないの?と少し諦めかけた頃、ふと時間が空いた。急にメールをして約束をとりつける。新宿で待ち合わせて、からだが喜びそうなご飯をちょこっとたべて。…

意識はとてもひらけているのにそこで拾ったものは知らないものだらけだった。そのときには少しも意外に思わないのに並べて読み返してみるとほんとうに自分のからだを通したものなのかと呆然と見つめてしまう。珍しい貝や特別に光る砂のように、わたしとは無…

* 雨のみなとみらい

おしゃれ写真ぽく撮ったつもりだったけどいつもとかわらなかった。 小さなすずめがなにかをしきりにつついていたから可愛いなと思った。あとでつついていたものをみたらひからびたミミズで、可愛くないと思った。 なかなか正面から撮れない。楽しそうなおん…

* GAGA、正反対のものはおなじ

GAGAのワークを受けてきた。もうからだはきっといつでも用意はあるんだ。それにアイデアを与えて、イメージを言葉で引き出す。もっともっと豊かに、もっと繊細になれる。頭のなかだけのイメージではなくてからだが(皮膚が、纏う空気が、かもしれない)しっ…

* おそらく見えない方向にも、諸刃の迷宮

とてもありがたいはなしをいただく。踊りにおいても、写真においても、むぐむぐ伸びなければいけない。いつだってその局面ごとのその時にしなきゃならない成長というものがあって、たぶん今はいまだけの方向というものをキャッチしなければいけないのだろう…

* AAPA公演 『スタンド/STAND』 無事終わりました

日の出町での2日間の公演、終わりました。細くて低くて寒い場所だったにもかかわらずたくさんの方に来ていただいて、ほんとうにありがとうございました。大きな失敗や怪我もなく、楽しく踊りきることができました。ほんとうにぎりぎりにできた作品だったから…

* 3(土)・4(日)は日ノ出町で踊ります

『スタンド』の現地リハーサル。ここまでほんとうにあっという間だった。内容はとても盛りだくさん。心配ごとなどはたくさんあるのだけれど(どの舞台にもあるような心配から、AAPAならではの初対面の心配も)それは今日明日でぐるぐる考えたり、現場で対処…