* AAPA公演 『スタンド/STAND』 無事終わりました



日の出町での2日間の公演、終わりました。
細くて低くて寒い場所だったにもかかわらずたくさんの方に来ていただいて、ほんとうにありがとうございました。
大きな失敗や怪我もなく、楽しく踊りきることができました。

ほんとうにぎりぎりにできた作品だったから、直前まではかなりきりきりとナーバスになっていたような気がする。
この要素をどうやって編んでゆくんだろう?
どうやって気持ちやあり方をつなげていけばいいんだろう?
あの場所で思い切り踊れるだろうか。
落ちちゃったり、お客さんを蹴っ飛ばしたりしないだろうか。
モニターや壁にぶつからないか?
そもそも踊りの時間割りをちゃんと忘れずに追ってゆけるだろうか?
…不安要素ばっかり。
すべて自分がクリアしなければならない問題だからこそ、ちくちくと。

けれどAAPAの作品に携わることができるのが、今とっても楽しい。
もともと演劇と踊りを一緒に始めたころから、演劇と踊りを混ぜることでもっと面白いものができるはずなのに見たことがない。という不満がずっとあった(面白いものが作れないなあという自身への不満も含めて)。
AAPAのつくる感触は、ああこれはいいな、と、満たしてくれるものだから。
そのアイデアとか微妙な感触をどうこのからだでそこに示せるか、というのはまだまだ自分の課題で、乗りこえられないところなのだけれど。
そして、演出家の率直な意見やダンサーとしてではない視点は私に大きな気付きをくれるし、その宿題を考え続けることで私はこの1年間でずいぶんと変わった気がする。
一緒に踊るダンサーにもたくさんの刺激をもらう。
どうにかして、変わりたいと強く思った。
前は即興で10分も踊ることは考えられなかった。
自分で振付けをすることも、ほんとうに時間がかかっていたのに。

いつもちょっと無茶をさせられるAAPAですがこれからも参加させていただけたら嬉しいなと思います。
そして、みなさまもどうぞAAPAをよろしくお願いします。

本番を生放送しました。
録画がありますので見てみてください。
Live video by Ustream


さて。
14日にもまた本番。
本気で取り組まなきゃ。
即興で40分ほど踊るのだけれど、今の私に即興40分は未知の世界。
未知のまま本番を迎えるのもひとつの方法だけれど、やっぱりそれは不安要素が勝ちすぎる。
考えよう。