2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ちゅんと暮らすようになって鳥がとっても表情豊かだということを知った。猫を知らなかったときに猫を無表情だと思っていたけれど、まさか鳥もこんなに感情を表すなんて。頭の毛を逆立てたり、くちばしでかちかち音を立てたり、羽根を震わせたり。でもやっぱ…
いつだって間に合わない。こんなふうに、走り去るぎりぎりをつかまえて。これも写真や、ひとの気持ちや、自分の決心に限ったことじゃない、…か。いつも、いまだ、と思ったときはうしろすがたを見せて走り去ってる。とてもぎこちないな。シンプルにしようと思…
きりんが好き。ちいさなころ橙色の風船を一緒にお手玉したから。多摩動物園ではキリンがご飯を食べている顔を見られる。長くてむらさきの舌が藁を絡めとったり、頭のうえに藁をのせたまま食事を終えて歩いていたりするきりん。たくさんスケッチをしたから今…
お母さんに呼ばれて駆けだす。どーんとおっきく体当たりしたかったのに、砂がもこもこで走れない。
すごく感じるところの多い作品でした。ダイレクトに今自分が探りたいと思っている方法に目を向けさせてもらったというか…和紙でできた白いがさがさした衣裳を着ている(というよりは覆われている、といった感じ)のダンサーがすっと立っている様子は、かたく静…
Sannaと分かれたあと、昨日よりも元気だったからもっと町をぶらぶらしたかったのだけれど、大分雨が激しくなってきたのでカフェに避難。早い時間だったからかお店はしいんとしていて、開店前のようだった。入っていい?と聞くとどうぞ、と笑顔で迎えてくれた…
とても久しぶりに、2007年のヨーロッパの旅のことを。大好きなゴットランドにむりくり行った時の。( (Click!) のつづきです。)高熱を抱えて町を歩き回っていたらSannaから電話。本当は初日に連絡をくれるはずだったのに、やっぱりFeliciaが風邪をひいてし…
うーんと悩んだ末にやっぱりみんなで団欒できるものにしよう。ということでケーキを買って。帰ったら8時近くだったからもうご飯は食べちゃったかなと思ったら手巻き寿司の準備をしている途中。ケーキだよーと差し出したらちゅんが大きな声で鳴いた。いつもよ…
私にとって幼なじみと言える唯一の存在。一緒に団地の庭でレシーブの練習をして、両親がいない時には一緒にご飯を作って食べて、お泊りして。住んでいた街はどんどん変わるけれど。家族団欒に混ぜてもらったのだけれど、なんだかとても、母同士が似ている気…
ずうっと前に上野動物園に行ったとき、後ろ足をちょっと曲げてもちあげたままじっと動かないしまうまがいたなあ。長いまつげを伏せて目がうるんでいるように見えた。寂しいのか、ひとに見られている現実から逃げようとしているのか、それとも全然そんなんじ…
会社の女の子と一緒に帰宅。おっとりとしていてよくことばを選んで話す印象。私は、相手がよほど気心が知れているひとじゃない場合には在り方というものがわからなくて、なんとなくその場や相手が求めているキャラクターでそこにいようとする。だから沈黙が…
片方を突き詰めるといつのまにか素通りし、背中合わせの間逆にたどりつくこと。表を見て裏をみて、いったりきたりしている間にその間をにじませるように、簡単には分けまいとしながら見つめるといつのまにかそこには膨大な空間…なにもかもが散っていて、入り…
さくらが景色に淡くとけこんでいる。かたかったつぼみがゆるんできたり、芽の産毛がふくらんできたりをいちいち口にして、春の訪れを喜ぶ。花粉や梅雨の季節だから春はいつも靄がかかったようにしか思い出せないのだけれど、やはりこうしてただなかにいると…
夢。川沿いの土手のようなところに家族でいる。何回目かの竜巻がこようとしている。たぶんそんな大きな竜巻にはならないよ、と母に言う。本当にそういう予感がしたから。でも母はいや、絶対に今度こそ大変なことになる、と、避難を始めた。避難する場所は長…
ちゅんが何を考えているのかが分かるよりももっとたくさん、ちゅんは私が何をしようとしているのかを知っている。ずっとわたしのことを見ているから。もっとその場を盛り上げていかなきゃ、と呑みの席で久しぶりに会ったIさん。そうですよね、そうしたいん…
おばあちゃんのタンスから、古いふるい写真をみつけました。多分明治のはじめごろの写真……? …なんちゃって。まっくんのお部屋で知った面白webでつくりました。まっくん、おめでとう。こころから。この美脚のもちぬしはれっきとした昭和人です。(って、この…
大久保。この街に来たのは夏休みが始まったばかりの日。学校に挨拶にいく日、おそばやさんから出たら室外機からものすごい熱風が吹いてきて、そしてその熱気はどれだけ歩いても去らなかった。運動靴の底ができたてのアスファルトに溶けてくっついてしまいそ…
友達のライブに。最近じっくり話をして、ようやくほんとうに入り口にたてたかもしれない。仕事の話も仕事以外にやりたいことがある話も。 いろんなことが符合する。好きなことや感じること、持っている風景。でも私たちはとても違うと思う。符号が少ない友達…
多分とても緊張していたんだろうと思う。そのこわばりはまだ解けないけれどでも少しだけ、大丈夫だ、と思えた。頑張れるはずなのに頑張っていないことに気付くととたんに私は駄目だ。実際の出来、不出来には関係がない。自分が納得のゆくまで努力するか、ま…
友人の舞台があります。--------------------------------------------------------------------------3/21(土) 16:00~/19:00~ @神楽坂 セッションハウスダンス:前澤香苗 平原慎太郎ライブペイント:根本有華チケット:当日¥3,500/前売¥3,000以前…
夢。まゆちゃんと小さな映画館に来ている。学校を改装したような映画館で、3階で上映している。その場所に着いてすぐに向こうに男の子を見つける。男の子も同時に私を見つけてくれる。やっぱりこのひととは趣味が合うんだなあ、と思ったとたん、何ヶ月か忘…
コンタクトインプロをしていると自分のひととの接し方を見せられているようだな、とよく思う。からだに接触することも会話や意思をつなげようとすることも同じなのは考えてみれば至極当然のことなんだけど、こうもしょっちゅう考えさせられるようになるまで…
いったりきたりを繰り返しながら少しずつ春への触れ幅が大きくなってゆく。今年は花粉平気だ、って宣言した次の日からやっぱり平気じゃないことになってきた。ちゅんがそわそわしている。春だから?『パプリカ』を観た。細部は緻密なプロット。全体像は「夢…
春の一日が終わる、そのひととき。すりガラスを通してなおさらあたたかい日差し。 わすれもの。でも、もう春だからいらないのかな。
正面から急にカメラを構えて撮ることはやっぱりできない。どうしてもうしろからこっそり撮ることになる。うしろ姿は好きだ。こちらからは見えない視線がどこに向かっているのか、想像のなかでそのひとの見ているものを見る。後頭部でそのひとの景色とわたし…
(これは蔵ではないけれど、)このあいだ「美の壷」という番組で蔵のことをやっていた。宝物を守るために壁には平瓦をいれ、そのつなぎ目を漆喰で装飾する。左官の職人さんが漆喰を少しずつ盛り上げ、乾かし、また盛り上げる。壁の素肌の美しさ。(ふと思い…
早い時間にからだが空いたから、カメラを持って近所を散歩。やらなきゃいけないこと他にもあるのに!近所のことをほんとうに知らない。朝早く出て、夜遅く帰って来るだけの生活。たまの休みは疲れでぐだぐだ寝て、本を読んで、映画を見て、って閉じこもって…
友達に手紙を書いた。こうしてひとりごとを書くのはだいぶ慣れてきたのに手紙はへたくそだ。久しぶりに夜中ベランダに出た。どうしてずっとこれをしなかったんだろうと考える。月は靄にいだかれぼんやりして、何故か砂場のにおいがした。こうしてベランダに…
森山大道があんなに特別な想いをもって新宿を撮っているとは知らなかった。彼が立ち寄る場所すべてが私にとっても懐かしく、においや音までが浮かぶようだった。あちこちを点々と移り住んできてその中で一番長くいた場所というわけでもないのだけれど、新宿…
●森山大道 東京を撮る @BShi (Click!) 3/12日(木) 20:00~21:30●『in-i(イン・アイ)』 ジュリエット・ビノシュ&アクラム・カーン @Bunkamuraシアターコクーン (Click!) 3/9(月)~3/15(日)S\12,000 A\9,000 B\6,000“愛とは何か”をテーマに、ビノシュと…