* 夢/竜巻ふたたび



夢。

川沿いの土手のようなところに家族でいる。
何回目かの竜巻がこようとしている。
たぶんそんな大きな竜巻にはならないよ、と母に言う。本当にそういう予感がしたから。
でも母はいや、絶対に今度こそ大変なことになる、と、避難を始めた。
避難する場所は長細い分厚いビニールでできていて、チャックで入り口をふさぐと4人くらいが立ってすっぽりおさまる巨大な透明な筆箱みたいな…簡易洋服かけみたいな感じ。
天井は空に繋がっている。

いつものように父はふらふらと堤防の高いところまで歩いていってしまい、あっという間に迫る竜巻が辿りつく前にはとても間に合いそうにない。
私は一瞬で色んな動物的計算をして、父を呼びながらも、避難所のチャックをゆっくり閉める。

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朝起きたらすごい風で、あちこちで小さくゆるい竜巻が巻き起こっていた。
今日は花粉がすごいんだろうなー。