2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

* おちつづけるほし

家族で人工衛星を見た。北西の空をぐんぐんあがってきて、南のベランダに移動しているあいだに見失った。人工衛星は落ち続けているんだって。遠くに投げたものは落ちる。もっと遠くに投げたらもっと遠くに落ちる。そういうことなんだって。地球の大気より外…

* 淡路島日記/太陽の味のえび

はなちゃんが2階から屋根にあがっているおばちゃんに何してるんですか?と声をかけてくれた。えびを干しているんだよ、と教えてくれる。美味しいですか?と訊くと、美味しいよ、あげるからおいで、と言ってくれて、屋根から干したえびをばらばらと放ってく…

* 淡路島日記/おひさまのまっただなか、月の下

浜は表面が小さい~細かい石だった。その下に砂が潜んでいるのだけれどぐいぐい突っ込まなければ足も砂にまみれない。サンダル履きじゃない私でも躊躇せずに海に足をひたすことができた。 こんな風にときどきすっとはなちゃんはひとつの世界に入っているよう…

* 月夜のお客さん

今日はやけに影がくっきりしているな、という夜はやっぱり満月で、満月のひかりが落とす影はどうしてあんなにも前の日の影と違うのだろうと思う多分大きさは昨日とほんのちょっとしか変わっていないし、おとといと昨日との差なんてとりたてて意識にものぼら…

* 淡路島日記/CANADIAN COFFEE HOUSE

昼間は淡路島、宿泊は徳島という移動の毎日でした。現場に向かう途中にいつもこのブッシュ・ド・ノエルのようなカフェが見えて気になっていたので、とある日少し早起きしてカフェで朝ごはんをすることにしました。 お店のなかはこんな感じ。入ってみると想像…

* 淡路島日記/こつばめ

まだからだ全体が薄い色あいのつばめが飛ぶ練習をしているシーンをよく見かけた。こんなふうにみんなで電線にとまっていて、順番にぱたぱた飛んでみてはUターンして戻ってくる。下を通りかかると、「あれをやりすごしてから飛ぼうぜ!」っていう感じでみん…

* 10月の出演舞台のお知らせ/『COVERS』・『ル・ソ~シンデレラ』

『COVERS』AAPA日時:10/3(土) 16:00~/19:30~会場:BANKART 3F出演:永井美里 朝弘佳央理 三枝はな 工藤洋子構成/演出:上本竜平環境音響:國府田典明美術:青木祐輔料金:2000円(横浜市民は1000円)2009年秋のAAPA新作公演は、BankART1929と大野一雄舞…

淡路島日記/夕焼けと風車

空の色が毎日違いました。一日が終わって管理棟に帰ってきてから衣装を洗濯し、交代にシャワーを浴び、その合間に外に出て夕陽を眺める。瞬きをするあいだにも変わってしまうからできるだけその色の中にいるように、あとはなすすべもなく。惜しむみたいに、…

ともだちから教えてもらったこと

話を聞いて、変わらなければいけないのは私も同じだ、と思う。それを許すわけではないけれど、どうしても今のわたしは未熟なままの自分に手を焼きながらしかまわりと付き合ってゆけない。もどかしい、どころじゃなくて本当にがっくりくることもある。色んな…

内側からみることと、内側をみたいと思うこと

カメラを構えてそこにいるとき、カメラを構えていないときよりもいくぶん存在していることが楽かもしれないということに気がついた。自分の立ち位置を「撮るひと」と決めてしまえば揺れ動く距離も気詰まりじゃない。“自分がどうあるか”ではないところでもの…

* 淡路島日記/むぎわらぼうし、いねむり

新品だったのにペンキついちゃったよ~!と、この麦わら帽子をかぶるとまるで少年みたいだった美術の青木さん。運転席の青木さんとはいろんな話をしたし(こうだくんとも。助手席ってだから面白いなと思う)、たった4日間しか一緒にいなかった気がしない。 …

* 淡路島日記/水たまり

黒い蝶がいた。水を飲んでいるんだろう。山はかんかん照りでこれだけの緑が枯れずにいられる水分はもう土に残っていないように思えた。でももちろんそんなことはなくて、土はちゃんと深くに水をいだいている。 ここに溜まる水が好きだった。壁のかおぶれ

* まもる覚悟

たとえばとても幸せな思い出があったとして、のちのち、実はその幸せを裏切るような真実が隠されていたことを知るする。その幸せの記憶は変化してしまうのだろうか。実際そのときに感じていた幸せは曇りのないものだったとしても?今読んでいる本にそういう…

ムクドリ

ある夕方、ものすごい数のムクドリが家の前の電線をうめつくしていた。 何年か前から夏になるとムクドリの大群が駅前の街路樹に集まるようになった。1日中、真夜中もしゃわしゃわと鳴いて、セミの声もかきけすくらいだった。どうやらその駅前の街路樹の枝が…

* 大井さんの個展

13日に大井さんの個展に出かけてきました。大井さんはデジタル版画という手法で表現をされている方です。以前私を撮ってくださった写真から作品を作ってくださったのですが

パラサッカーフェスタ2009/ブラインドサッカー

走る.jpの寄付先である日本脳性麻痺7人制サッカー協会からお誘いを受け、『パラサッカーフェスタ2009』に参加してきました。この大会は日本視覚障害者サッカー協会との共催だったのでブラインドサッカーを見ることもできて(誰でも参加できたのだけれど今回…

淡路島日記/壁のかおぶれ

阿波踊りのため、この扇踊り講習会を受けようかと本気で話した。 潮風に吹かれているからか、壁の色が渋かわいい。 この疵入り風の壁が好きだと思った。アイスを食べながら、ぶらぶら歩いた。アイスはあいすくりん。カップのあいすくりんが大好きで1日2個く…

長いながい眠りの

長い夢をみていたような気がする。

* 淡路島日記/蔦やしき

蔦の生命力ははかりしれない。冬のあいだすっかりからからに乾いて茎もつぶれ壁に張り付き、これはすっかり枯れてしまっているのだろうと思っても春になると魔法のように若芽を吹きかえす。なにを、どこからもらってこんなに元気にはびこるんだろうか。valち…

* 蓋

読んだ本にひきずられるようにこころのどこかが微かに打ちのめされる。実際のわたしにはなにもなかったのだ、と考えても完全には去らない。ベランダに出ると霧が出ていた。オレンジの光が滲んで広がっている。まちを包んでいてくれてよかった。霧が濃くてベ…

* 淡路島日記/淡路島名物2つ

淡路島の名物その1、瓦。鉄分の多い土が出たということで、しっかりした瓦を焼くことができたみたい。(ええと、ちゃんと調べていません)このいらかの波みたいのは、瓦屋さんが余った瓦を何十年と集めて、それでオブジェにしたもの。おじちゃんが教えてく…

* さこつ

「おれが写ってなかったよ。」という本人からのメールにより、もう一枚。っていうか、写ってたからね、ちゃんと。よく見て!→

母のまち

母が生まれて育ったのは私が働いている会社から歩いてゆけるくらいの場所だ。6畳一間ほどの小さいうちに家族4人で住んでいた。陽がまったく差し込まない部屋だったらしい。床下が湿っていて、母は子供の頃からずっと、とてもからだが弱かった。一度母が住ん…

淡路島日記/漁港

あの先まで歩こう、とずんずん進んだ。子供の頃の夏休みみたいに。 この漁港からだと、全ての風車(15基)を見ることができる。けれどわたしのカメラでは幅が収まりきれなかった。 フナムシが気になって足を踏み鳴らしながらカメラを構えたらこんなふうに…

* 淡路島日記/なにげないもの集

何気なく置かれた椅子。 何気なく隙間から生えている草。水分はしょっぱくないのだろうか。(ここは堤防)こんなに太陽をかんかんに浴びて。イカ

* 呼び声

寛平ちゃんのアースマラソンのコースがブリュッセルやアムスやフローニンゲン(オランダはまだ予想だけど)を通ったり、友人がザールブリュッケンに行くことに決まったり、友人がパリに行ったり、何だかこの頃ヨーロッパを思い出させることにちょこちょこ触れ…

* 走るTシャツ収支報告です

走るTシャツの第一回収支報告です。◆概算 総売上:¥482,250 総経費:¥384,150 消費税:¥ 43,320 寄付金:¥ 60,000 繰越金:¥ 9,780 6万円、寄付金をつくることができました。嬉しい。応援のおかげです。ちょっと遅くなりましたが詳細を掲載しています…

* もやもやと、それとは別にとびきりうれしいこと

リハーサル。どうしても勘のはたらかないこのごろ。きっとどこかで外とつながることを難しく考えている。なにかはっきりとしない。踊っている気がしない。周りとすりあわせるというような視野も持てていない。ひとつもはまらないまま、それを深める興味をか…

* 淡路島日記/イカ

イカを釣っているお兄さんに出会った。イカは陸にあげられると途端に黒い墨を遠くまで吐き出した。まだだれもそばにいないうちに吐き出したから効果がなかった。 お兄さんは言葉少なだった。急に話しかけた女の子3人に驚いたのかもしれない。それでもちゃん…

* 淡路島日記/たこつぼ、フナムシとの再会

淡路島はたこが美味しいことで有名です。鳴門海峡のうずにもまれて、たこはたくましくおいしくなるそうな。たこは、全身筋肉みたいだものね。 写真を撮るみのりちゃん。 はじめての風景にもなんだかしっくり馴染んじゃうはなちゃん。はっと気付いたのだけれ…