写真

鬼海弘雄さんの写真展/うしろ姿、姿をうつす

鬼海弘雄さんの展示が最終日だったのでSaint-Germain-des-Présまで。 人物の写真と下町の家の写真が交ざって展示されていた。 この抜粋は見るひとになにを思わせるのだろう(何を感じさせようとしているのだろう、ではなく)と考えながら見ていた。 パリに来…

写真の個展をします

初めての写真の個展をひらきます。お時間ありましたら、ぜひいらしてください。なにかありましたらChloe_bitter_sweet[at]yahoo.co.jpまでよろしくお願いいたします。 ●個展「接点」 日時:2011.11.15(火)~20(日) 12:00~19:00 ※最終日は16:00まで 場所:R…

個展『接点』が終わりました

写真展が終わった。濃く、あっという間に過ぎた1週間だった。たくさんの方に足を運んでいただいてほんとうに嬉しかったです。いただいた言葉のどれも、まだ耳からあふれそうな状態になっていて、落ちぬうちに噛んで味わいたい、と少し焦ってもいる。ありが…

写真のためのノート

もぎとられるそのことが暴力でない場合からだの延長の終わりのこと?像と、燃え尽きた先のどちらが向こうなのか影の映像は光なのか?わざわざ見ていることを示すことは見ているものを示さない見ているもの以外の全てを示すそれは交換可能か?

写す人のからだは面白い

撮るひとって、静かに見ているとほんとうに面白いのだな。友人のNいろさんも飽きないしびっくりさせられるし、ちょっとしたパフォーマーより楽しいんじゃないかという気がする。そうだ、Nいろさんといえば、お寺での写真展で踊らせていただいたときに同時…

のこらなかったことがのこされるということ

母が撮った写真なんだけど、なにやら古い写真みたいにしあがった。ちょっと操作を誤ってフタをあけることになって変に感光してしまっただけなんだけど、この写真を見るとどのくらいの過去に、どのくらいの未来に自分を置いてものを感じ取ろうとしているのか…

写真は皮膚

ルーニィに11月の個展についての相談をさせて頂きに行った。撮りためた写真の中から選びながら、自分が写真でどういうことをしたいのかなということが少しはっきりしてきたような気がします。何をしたいかというより、自分にとって写真はどういう役割で、…

葉山からの海を見た日のこと

海への道。 葉山美術館はいいところでした。小旅行みたいなところもいい。モホイ=ナジを観にいったのですが、まったく無勉強で行ったのであんなにあらゆることをやっているひとだということに驚いた。彼の自画像の、白目とまつげの境目のところを見たときに…

3月のフィルム

ずっと現像していなかったフィルムがあって。3月ごろのフィルムです。しばらく町のカメラ屋さんもやっていなかったから仕舞っておいて、そのままになっていた。地震の直後の舞台の様子です。 異様な雰囲気の町を歩いてこうだくんちにみんなで向かったところ…

7/16(土)19:30~「写真展を開く!」トークショーを開催します

いつもお世話になっているルーニィ247フォトグラフィーのオーナー、篠原さんの「写真展を開く!」出版を記念して、トークショーを開催します。 この様子はUstreamで放送しますが、同時に会場で観覧してくださる方も募集します。 この時間に参加できない方で…

インクとフィルムと瞳と皮膚のこと

稽古が早く終わったからルーニィに行ってジュンさんの写真をみたあと、篠原さんの「写真展を開く!」を読んでいろんなことを考えた。 目の前には道路があって横断歩道があって信号で切り替わって人と車が交差してゆく。 通れば一瞬だけどこうして立ち止まっ…

おひさま写真

今日はルーニィの書籍スペースへ写真の設営をしてきました。今回はサンプリント。紫外線に反応して色が変わる薬品が塗られた紙にものを置いて影をつくり、焼き付けるもの。子供の頃に科学雑誌のふろくにあった、おひさま写真みたいなものです。最初は平たい…

友達を撮ろう。

写真展とはまた別に、写真を通じてたくさんのひとと遊ぼう!プロジェクトを考えています。私が考えたのは友達を撮って展示しようプロジェクト。カメラが旅をしながら友達のともだちがどんどん写されてゆく…というもの。 まだ思いつきの案でしかないのだけれ…

ひきがね、ルーニィへのミニ展示再開しました!!

髪をカットしてもらった。あたまを振るとパーマやさんのかおりがするのが好きだ。帰り道、どこも暗い。自分の足音が大きく響く。聞いて拾っている音の層がいつもと違う気がする。暗いね、でも大丈夫だね、って目配せしなくてもすれ違うひとたちとかわしてい…

sayo

ずっと一緒に踊っているのにあらためてその真剣さやうつくしさにはっとさせられることがあってだからわたしは一緒に踊りたいんだろうなあとおもうでもいちばんとりたい一瞬を撮ることはやっぱり、なかなかむつかしい。

半分、手放したいまのこと

18日からはじまる写真展のプリントにやっとこぎつけた。半年ずっとこの展示にむかって歩いてきたはずなのにとてもぎりぎりになってしまった。今回はひとです。去年のあわせ鏡の時からいつかひとを撮りたいと思ってきたけれど、まさか今回ひとを撮るとは考…

インクとフィルムと瞳と皮膚のこと

稽古が早く終わったからルーニィに行ってジュンさんの写真をみたあと、篠原さんの「写真展を開く!」を読んでいろんなことを考えた。目の前には道路があって横断歩道があって信号で切り替わって人と車が交差してゆく。通れば一瞬だけどこうして立ち止まって…

踊りと写真、補完、やつあたりしましたのはなし

写真を撮ることで前よりもものを見るようになったしその見かたも変わった気がするけれど、ときどき、ほんとうに感じるべきその瞬間というものをおろそかにしていないだろうかと考えることがある。撮ることとただ見ることとはどうしても同時にはおこなえない…

Line展のお知らせなど

写真がただたのしいぞー!というところを抜けて(というか抜けなきゃいけないと気付いて)足元がすうすう、実体のないこの今までなんとなく撮ってきちゃった、というぽっかりとした穴をなんとか考えるチカラで埋めないといけないと思うようになったこのごろ…

なにか写そうとしない写真の日

自分がみたいもののイメージじゃなくて、一歩ひいて、そこにいる自分全体をただそこに見つける。ような、写真を撮ってみよう。というとある一日。 もしかしてこの住所は。 ルーニィでした。前回の写真のとりはずしの時。 ジュンさんの作品。私はこの写真にひ…

「銀河」/下平さん写真展

トーテムポールギャラリーの下平さんの個展。前日に一緒に写真展をしているジュンさんからとてもよかったよというメールをもらって、日曜までかぁ!と気付いたので移動の隙間に。今回は何の予習もなく行った。写真を半分くらいみているうちに、ここにあるの…

ちいさい写真展に新作を出しました

第5回目のミニ『Line』展が明日、7日(火)からはじまります。フィルムを眺めながら、ほんのとなりのコマなのにもうこの右と左とではすべての色が変わってしまった、そのことに驚いた。そのときには考えなかったことを、もうこのときには考えている。そのこ…

4回目のミニ写真展はじまります

日曜に、次回の写真展の設営をしてきました。毎月新作を飾るというのはやはりとても大変なこと。今までの、なんとなく撮りたいものにめぐりあったら撮る、というゆっくりとした写真との向き合い方では少し間に合わないのでぐっと身を乗り出して迫っているか…

ミニ『Line』展も3回目の展示になりました。

13日火曜日から、ギャラリールーニィにてミニ写真展がふたたび始まりました。今回はおばあちゃんの写真です。わたしのふたりのおばあちゃんはとても対照的。どちらともの血をひいているわたしは小さい頃から自分のなかの引き裂かれる性質にずいぶんと翻弄さ…

チェキ

チェキが届きました。これは楽しい。じーっと出てきてゆっくり絵が浮かんで。スキャンの設定に時間がかかったけれどもう大丈夫。(まがっているけど。やっぱりわたし水平とれないや)ポラロイドってもうちょっとセピアぽい色になるもんだと思っていたけれど…

ミニ『Line』展のお知らせ

ギャラリールーニィでのミニ写真展、今日からまた新作です。是非ごらんください。期間:6月15日(火)~27日(日)時間:12:00~19:00 (※月曜休館・最終日16:00close)場所:Roonee 247 Photograpy (Click!) (東京メトロ丸の内線 四谷…

選別、風をふくむ

背骨で踊る。これから向かう場所や時間だけじゃなくて通ってきたところも引きずって踊る。苦手なところと、今こころが向かっているところがこうして稽古の中でもなぞらされることになる。当然のことだけれど、また改めて、あっ、と新鮮に驚く。17日からの…

過去のまち、とどまる時間、重なる記憶

7本現像したけれどこれぞという写真はなかった。写真の難しさにためいきをつく。なにも特別なことをしたいわけじゃない。特別な景色がとりたいわけじゃない。ただそこにあった小さな温度だけ、ほしいのに。かわりに、初めての変な写真が撮れた。どういうわけ…

写真選び・配置

ふたたび、1月の写真展のこと。実際の展示のとき、あまりなにも考えずに貼り付けた。写真の構図を決めるのと同じ。自分のなかで繋がった感覚の糸を切らないこと、それから重みと、空白と。色はほんとうはあまり重要じゃなかったんだけど、結局そこに落ち着い…

写真展にて撮影会

写真展を終えてからしばらく写真を撮る時間をつくれなくて、それでも少しずつ撮ったものがフィルム7本分になっていた。ようやっと現像にだすことができた。写真展に来てくれた友達。私は彼を撮り、彼も私を携帯で撮ってくれた。(足が好きらしかった) ノリ…