友達を撮ろう。

写真展とはまた別に、写真を通じてたくさんのひとと遊ぼう!プロジェクトを考えています。
私が考えたのは友達を撮って展示しようプロジェクト。
カメラが旅をしながら友達のともだちがどんどん写されてゆく…というもの。 まだ思いつきの案でしかないのだけれど、いろんなひとが「誰を撮ろうかな?」と考えたり友達を撮るために逢って、ご飯を食べながらいろんなことを話して…そしていつもとは違う、カメラをはさんだそのひととの関係の感触を味わう、というのは楽しいのではないかな、と思って。

1月の写真展のために苦手としていたポートレートを撮ったのだけれど、そのときに見つけた友達の別の顔とか自分のひとへの思いとかそこにあった時間は、なんだか素敵なものだった。 そのあとからひととの繋がりのことについて今までとは違うことを考えるようになった。 ひとからしか新しいことはもらえないし、なにかが間にあるとしてもその先にひとがいるから行動にはこころの動きが伴うんじゃないかということを考えて、友達と逢うたびにそういうことをより実感するようになった気がする。 もしかして表現も変わってくるんじゃないかという予感がどこかにある。 私にとってつくることはまだ自分の探求から抜けなくて、「誰かのために」というようなことにすぐ直接つながるわけではないけれど、世界のなかの、誰か囲まれた自分ということを考えることで、そのうしろにはいつも他のひとがいる、というような部分をあたためられるのではないかなという感触がある。

わからないけれど、たぶんだけど、いろんなひとが今自分の根っこの近くにとてもシンプルな大切な部分を見つけ出しているんじゃないかなという気がする。 そのことだけはなににもかえがたいひかりだな、と思う。