2009淡路島

淡路島日記/風車のまわりで

踊るみのりちゃん。いつもやわらかで、気持ちよくとりいれる。 風車を撮る大迫さん。どんな写真が撮れてるの? 真似して、撮ってみた。同じアングル

淡路島日記/スイカ

お世話になっている管理棟のまかないをされているおばちゃんから、スイカのおすそ分けを頂いた。娘さんの畑でとれたから、って。冷やして、切って、みんなで食べた。この笑顔。 甘くて全身に水がゆきわたった。

淡路島日記/浮かぶ島

みんなでいつもより高い風車の足元まで行った。 少し張り出しているので遠くの海に乗っかっているような景色。たくさんの風車がプロペラで、この島は空に浮いているような気がした。フロートテンプルみたいだー、とつぶやいたけど誰にもわかってもらえなかっ…

淡路島日記/繰り返しそこにいた景色

夏に淡路島ウィンドファームで見つめ続けたのはこんな場所でした。低い下草が生えていて、ところどころはげて苔が見えたり、しゅっとセイタカアワダチソウがあったり黄色や白の小さな花があって。トンボがまっすぐ飛び、踏むたびにバッタが逃げ、顔をあげる…

淡路島日記/丸い橋の先の島

海岸のずっと端にある、丸い橋で繋がった島。遠くからみて気になっていたから近づいた。近づいたら神社のようなものも見えて、ますます興味津々。 なのにたまたま入れない日だった。とても残念。 ちゃぷちゃぷ。 ちゃぷちゃぷ。水さえみればすぐに裸足になっ…

淡路島日記/漁港のねこたち

お魚くわえたのらねこ。とらないよ!とアピールしながら近づいてもどんどん逃げていっちゃった。 いっぱい子猫がいたのにシャッターが遅いからみんな逃げちゃった。この子と私は、きっとのろさが一緒だったんだ。

淡路島日記/風車のしたで

よくいろんなことを話した。きれぎれに、だいじなことを。 ときどきひとりずつになって。 今年の夏休みはしばらくからだにいきている。

淡路島日記/まちあるき

つばめの子をよく見かけた。もうすっかり大きくなっているのに毛はまだ茶色で柔らかそうだった。つばめを見かけるたび、ちゅんのことを考えた。ちゅんも子供のときはこんなにくちばしがとがっていなくて、はげはげだったのに。こんなにするどいくちばしがず…

淡路島日記/漁師のおじちゃん、瓦工場

魚のあごの骨を見つけた。しおに洗われて肉がすっかりおちた骨。 おじちゃんは漁師をもう50年もやっていると言う。ぽっちゃりしたおなかをかかえながらぽつぽつと色んな話をしてくれる。そのあいだにも手は休まず網から針をより分け、円周に刺してゆく。大き…

淡路島日記/忘れられないガラスの向こう

町の道から山に通じる急な坂道があった。この道を歩いていると地元の人にちょっとぽかんと見つめられてしまうくらい、長くて大変な道だった。町の散歩を終えて発電所まで帰ろうか、と坂道にさしかかった時に視線を感じた。振り返ったらすりガラスの向こうに…

淡路島日記/無言で待ち受けるまちのもの

遠くから見て、ほんとうにひとだと思った。3人でどっきりした、日干し中の漁師さんズボン。 ええと、…入り口はどこですかね。太陽の味のえび

淡路島日記/夕焼けと風車

空の色が毎日違いました。一日が終わって管理棟に帰ってきてから衣装を洗濯し、交代にシャワーを浴び、その合間に外に出て夕陽を眺める。瞬きをするあいだにも変わってしまうからできるだけその色の中にいるように、あとはなすすべもなく。惜しむみたいに、…

淡路島日記/壁のかおぶれ

阿波踊りのため、この扇踊り講習会を受けようかと本気で話した。 潮風に吹かれているからか、壁の色が渋かわいい。 この疵入り風の壁が好きだと思った。アイスを食べながら、ぶらぶら歩いた。アイスはあいすくりん。カップのあいすくりんが大好きで1日2個く…

淡路島日記/漁港

あの先まで歩こう、とずんずん進んだ。子供の頃の夏休みみたいに。 この漁港からだと、全ての風車(15基)を見ることができる。けれどわたしのカメラでは幅が収まりきれなかった。 フナムシが気になって足を踏み鳴らしながらカメラを構えたらこんなふうに…

淡路島日記/風車とのコラボのなれそめ

今回の風車とのコラボレーションは、クリーンエナジーファクトリー㈱という風力発電の会社からの依頼で実現しました。南あわじウィンドファームと呼ばれるこの場所には全部で15の風車が立っていて、そのすべてを24時間・365日、管理棟にいる社員さん…

淡路島日記/食堂、舞台裏っていつもこんなです

食堂のはえとり紙。ここでみんなでごはんをつくり、時にはみんなで食べ、それから社員さんの賄いを作りにいらしてるおばちゃんといろんな話をした。おばちゃんは2人いらしたんだけど、どちらもほんとうにお若くて、面白くて、可愛かった。しゃきしゃきとも…

淡路島日記/上陸

淡路島の写真ができてきました。大量にとったのだけれど、慣れない真昼の日差しのなかで撮ったので驚くほど色がすかすか。けれど、ただ通り過ぎることができなかったものがたくさん残っていました。 トンネルをぬけると、初めての瀬戸内海。ずっと見てみたか…