寛容、動物の頃の夢

こんなふうにおもしろく自分の写真を発見してゆけたらいいのに。いいのに。
と考えたので今夜はその方針でいってみよう。
やっぱりわくわくする方法でしか進めない。
そういうわがままを自分に許していこう、どんどん。

夢でよくエレベータが出てくるんだけど、だいたい思うようにその階に着けない。
床が壁と接続されていなくて真ん中だけ棒で押し上げられているからずっとサーフィンみたいにバランスをとらなきゃいけなかったり、井戸みたいに縄をひっぱらないと昇らなかったり、ボタンに数字が書いていなかったり数字がばらばらだったりそもそも数字ですらなかったり、着いたけどその建物の構造が複雑すぎてエッシャーみたいに危なっかしかったり。

このごろ夢をよく見るようになった。
たぶん出して欲しいんだよね。


今日も夢には動物が出てきた。
猿とも犬ともつかないかんじでどうしてわからないかというとたぶん私も動物だったからだ。
私は誰かの都合でそこを離れないといけない。
もう森に、その動物に逢いに来ることができない。
私たちは別れがつらくて泣いたり抱き合ったりした…のは気持ちだけでたぶん動物だからできなかった。
からだで表せないことはとても行き場がなくて、お互い顔を見ながらずっとうろうろした。くんくん泣いたかもしれない。
でも最後には、えものを捕らえにいく時間だからじゃあ、みたいに別れた。
それは当然のことだと私も納得した。

私とその動物は違う種類だった。
だから余計ことばが通じなかったのだった。