あれから4日、すっかり普通の生活に戻っている。
もう階段を降りながら足が震えることもないし、ことさらにゆっくり食べものを飲みくだそうとしなくてもいい。
今考えるとやっぱり皮膚の感覚も鋭くなっていたんだろうな。
からだのあちこちがそこにそのかたちである、ということが、それが繋がってそれぞれの重みをもって関連して動いている、ということを、そのままに感じていたような気がする。
なんだかちょっと羨ましい、とおもう。
自分のことなのに。
ちょっと懐かしい。
ほんの4日前のことなのにな。
たぶんこの先に進んでみたいんだろうとおもう。