近所の川、鳥取に行ってきます



電車で少し行ったところに岸が土と草の川が流れている。
コンクリートに囲まれずなだらかに変わる川は身近になかったから懐かしくてたいせつなような感じがする。
本を読んでいても携帯を見ていてもふと電車がそこを通りかかると目をあげて眺める。
水が多かったり草がつやつやしていたり誰かが歩いていたりでこぼこの轍がきらきらしていたり。
毎日含むひかりが違う。
一度だけ歩いたやわらかさに手をのばす。
過去の感覚をもういちど皮膚によみがえらせるといつも匂いもするみたいに思う。少し水くさい土とかあたためられたセーターの匂いとか。
しばらく前にオレンジ色の重機が入って河岸工事をしていてわたしにとっては一大事だった。
お願いだから岸を何かで囲ったりしないで欲しいと祈っていたら、工事が終わってもちゃんと土と草に川がつながっていてほっとした。

今までのものを懐かしんだりたいせつにできたりすることは素敵だけど生きているうちにいろんなことが変わってゆくのはしかたがない。
惜しんだり、しがみついたりしちゃうけど。

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今から鳥取に行きます。
空港はどきどきする。
飛行機がぎゅっとすごい角度で飛び立つのはいて見てもわくわくする。

1週間みっちりクリエイションしてきます。