7月3日の日記

10:59
フォローしている方からblueskyのご招待をいただけることになった。うまく活用できるかまだ分からないけれど少しそこでも過ごしてみようと思う。アカウント名は@amayadori.bsky.socialです。
ブックマーク機能がないのかな?とかリスト機能はあるのかな?とかまだわからないことだらけだけれど、ゆっくり整えたりフォローしていったりしたらいい。

13:39
『ゴッドファーザーPart2』を途中まで。ゴッドファーザーを見始めたのはほとんどデ・ニーロを見たかったためだ。
『1900年』の2年前の撮影なのだな。
フランクが兄のために自分の発言を覆したのに対して、マイケルはフレドを切り捨てようとする。ほんの少しの性質の違いと時代が、父とは違う孤独を引き受けさせる。
見たい映画をいっぱい見たいなー。mubiで問題なく何でも見られるくらいになりたい。

15:51
いつまで日本語以外分からない問題を引きずっているつもりなんだろうわたしは。もう語学出来ない状態の自分に慣れすぎて、実際どのくらい出来なくて、どうしたら脱せられるのかよく分からなくなっている。

16:47
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹
…のフランス語版。
新刊を読むための予習として読み始めたのだけど(手元に日本語版がないから)今は急がずに少しずつ進めている。
友達が1Q84を2年かかって読み終えたと言っていたのに何故か気が楽になる。自分のための読書なのにね。気長に楽しむことにする。
厚いのでハードルが高そうに見えるかもしれないけど、文法はそんなに難しくない。村上春樹を読み慣れていれば当たりがつく感じなので、語学力が高くなくても読める。
「洗い出し」「やみくろ」はこんなふうに表現されるんだなあ!という楽しみもある。

街に入る時に影を置いてかないといけないシーンがある。
「影」はフランス語では女性名詞なのでelleで語られている。原作を読んだ時には影も主人公と同じ男性かまたは性のないもののように感じて読んでいたと思うのに、elleで語られることで全然違う像が見えて興味深い。
たぶん「elle」は直接女性性を表すわけではなくて「彼女」のように直訳してしまってはいけないんだと思う。日本語のように単に「それ」と示せる雰囲気も持っているのかもしれない。
(ちょっとわからない。翻訳の場合こういうことはよくあることなのでいつか誰かに聞いてみたいところ)

と思ったら、すぐ下の「(tu)m'attendre seul ici ?」と主人公が影に尋ねるセリフに「原作では影が男性として語られています」との訳註があった。なるほどねー。でもこういうふうに注意書きをしないと説明ができないってことなのか。
日本語だったら「彼」とか「それ」とか言えるけれど指示代名詞にどうしたって性別が関わってくる言語は翻訳の時に難しい。あと数量によって名詞が変わってくる言語も。

16:52
猫はトイレから出てくると走り回るけどあれはお腹が軽くなってひゃっぽーって感じなのかな。それとも匂いから逃げてる?やっちゃったなっていう照れ?身動きできなかった間に敵が近づいているかもしれないという警戒心かな?

19:28
人でもものごとでも、自分がそれを所有したという気持ちが芽生えた途端に、それに対して傲慢になってしまう。その人やそのものごとに「踏み込んで来た」ものに対しても同じ。
場所にも言えるし、技術や知識にも言えること。