口を慣らす、溢れることを読み合うのは楽しかったけど

大江健三郎のインタビューを聴いた。

同時通訳の方の言葉がわかりやすいフランス語なので参考になる。
後半はミラン・クンデラの話。ミラン・クンデラもチェコ人でありながらフランス語で書いた作家だった。『La Fête de l'insignifiance』を評価していたので読みたくなった。『存在の耐えられない軽さ』が本棚にあった気がして探したけれどなかった。あれは日本の本棚だったか。

 

どんな動物とも仲良くなれるなんてそんな魔法みたいなことができるんだ!と思わせてくれたムツゴロウさん。ムツゴロウさんと、わくわく動物ランドがわたしの子供時代の動物観を作ってくれた。

 

物書堂が恒例の新学期セールをしているので友人に知らせたところ、実はプチロワを購入したが日本語での検索ができないとのこと。
よく見たら今出ているのは仏和か和仏のどちらかで、私が買ったときには仏和・和仏が一緒になっていた。今もそういう買い方ができるのかもしれないけれど、ざっと見たところセールではどちらか購入しかないように見受けられる。日本語、フランス語どちらかからも検索できるほうが圧倒的に便利なのでこれから買う方は参考にしてみてください。

 

持ち歩いて角が擦れたり、指の湿気で波うってしまったり、端が折れたり、どこかにシミをつけてしまったりさせながら本を読みたいなあと思う。書き込みをしたりあえて折り込んだり行を辿った爪の跡があったり、そんな風に読みたい。
図書館で本を借りるとそうはできないから私は今までずっと本を文字通り「借りもの」として触れてきたけれど、電子書籍を読まざるを得なくなってから強くそう思う。
触れて、一緒に歩みたい。

 

Twitterでは長い時間をかけて好きなつぶやきをする人を見つけてきたから他に代わりを見つけるのは難しい。何か物足りない気持ちを抱きながらどこか別の場所に引っ越すよりも、インターネットで自分が何をしたいのかをまたゆっくり考える時期にきたのだと今は思う。