無題

3h36
なにか重大な移動をする必要があるような気がして目が覚めた。
まだ夜中の3時半だった。
目覚ましに間に合わないようなことにならなくてよかった、と思ったが目覚ましなどかけていない。
もう飛行機に乗る予定などないのだ。

6h48
カルダモンを欲しいのだった。
どこの店に買いに行くかを考えながら、自分がどちらにいるのか分からなくなる。
見えているこの風景の中にほんとうに私の体があるのか分からなくなる。足の裏で床をごしごし触ってみたり机の角に指を這わせたりしてみる。
何となく見えているものと感じているものがずれている気がする。