2018年も終わり

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今年は何があったっけ、
成し遂げたことについてはあまり思い出せない、手に入れたと思えることはあまりなかった。
疑問を持ちながら続けてきたことに対してのきしみが大きくなってそのことから抜けたり、人とぶつかったり、そのことであることを諦めたり、現実に打たれたり、怒ったりした。
今までは熱で自分が蒸発してしまうような怒り方しかできなかったから、ひととぶつかりながら怒ることを覚えてよかったと思う。

夏前からはアパートメントのクラウドファンディングの計画を少しずつ進め、たくさんの方に応援や協力をしていただくことで成功させることができた。
アパートメントはこの7年間、生活や踊ることよりも時間をかけたり悩んだりしながら続けてきた場所だった。
何度も本気でやめようと思った。自分には向いていない、無理だと思った。自分個人の表現の方向や深度と、アパートメントを運営していることがほんとうに擦り合うのかということにもひどく悩んだ。
様々なお問い合わせや頂くお便りに対して、事務処理みたいなお返事をしたくなかった。でも文章を書くのが得意でないうえに膨大な時間がかかる、そのうえ、最近何をしているのかしら…もう一度記事を読み込んでからお返事しよう…なんてやっているとひとつお返事するので半日終わってしまう。結局返事が遅くなって不義理をすることになって本末転倒じゃないか。わたし、なにをやってる。
これじゃ自分の創作もできない。生活もできない。
もっと自分ひとりがひっそりと続けられるような規模に縮小すべきじゃないか、とも悩んだ。
でも、みなさんにに恩返しをするまではやめられないと思った。
いち読者として、この場所を続けていきたい、読み続けていたいとも思った。

ぎりぎりの気持ちを抱えつつ実施したクラウドファンディングだったが、アパートメントを維持するためのお金ももちろんのこと、みなさんに多くのものを、いろんなかたちでいただいた。
アパートメントがどういう場所なのか、改めて教えていただいたような気がする。
これにどうこたえていけるだろうか。
考え続けたい。

私はたんたんと庭を掃いてきただけなのだが、集まってくれた方(住人さんも読者の方もどちらも)がアパートメントに何かを少しずつ残してくれて、その積み重なりがアパートメントの雰囲気を作っている。
不思議な事だとおもう。
生き物みたいだ。
アパートメントをもし愛してくださる方がいるとしたら、あなたこそがこのアパートメントを作ってくださったのだ、ということを伝えたい。
心から感謝します。

来年は、私が大事に思うことにとって、何がほんとうに大事なことなのかを見極めて、それに対して積極的に動く年にしたい。
手足を動かして、勉強もして、読んで、書いて、話して、
家で「これやりたいけど、こうなったらどうしよう、誰も面白いと思ってくれないかもしれない」とうじうじしたり、気持ちが疲れて眠ってしまったりする時間を減らしたい。
メール返信に時間をかけすぎない。(でも大切に)
自分の感覚に従う。一般の感覚のことを考えすぎない。
ひとやものごと、自分に対しても、赤ちゃんみたいな無垢な状態で発見しすぎない。時間がかかりすぎる。そろそろ長年生きてきたのだから経験を生かして生活をしましょう。
家事や、些末な用事や、自分が何ごとにも時間がかかる現実にストレスを感じないために、生きるということのどこを私は愛したいのかを、ちゃんと見つめる。

来年の目標はこんなかんじかな。

今年もありがとうございました。
みなさんにとって良い年になりますように。