ボルドーに行く！というわくわく日

友達が誘ってくれて「仕立て屋のサーカス」をボルドーまで見に行くことになった。
今年の夏は旅行ができなかったので、思わぬ遠出が嬉しい。

せっかくフランスにいるのに、あちこち旅してみてるとは言い難い。
なぜなら！
貧乏旅行をするためには（…と、いきなり貧乏旅行であることが大前提になっいてるが）、結構前に移動手段や宿泊を抑えておく必要がある。でもいつ舞台の仕事が舞い込んでくるか分からないからつい、いつでもスケジュール空いてるよ！状態にしておかなきゃいけない気がして、先の予定を立てない習慣が染み付いているから。
ただ観光のための旅行をすることに慣れていなくて、今まで訪れた場所はだいたい踊りが関わっている。オーディションとか、旅公演とか、仕事とか。
踊りに行くという名目がないと、大して稼ぎもないのに旅行なんて…という意識になってしまう。
まったく、貧乏性が身に染みている。

若い頃はダンスのレッスン費を稼ぐためだけにひたすら働いた。
あんなに働いて、あのお金はどこに消えたんだろう。ちゃんと今の私の踊りの糧になってくれているといいんだけど。
ずっと自分の稽古のためにお金を使ってきた、という引け目がちょっと私の中にはあって、だからお金を使う時につい近くの人に「◯◯買っていいかな？」と聞きたくなってしまう。
大人なんだから自分のお金は自分の好きに使えばいいのにね。

久しぶりの旅、嬉しいな！
遠足だえんそくだー。

（写真は3年前に行ったアキテーヌ地方の山を登る電車）