寄するを訊く- Eavesdrop on the surf -

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何か違うな、と思った時に後戻りしないから、その100倍くらい大変になるのだった。
そういうことで何度も失敗しているし、何度も時間を失っている。
本当にこれについて繰り返さないようにしないと。

だいじなこと、書きたいような気がすることがいっぱいありすぎて、もう抱えきれなくなってしまった。
文章力が追いつかないこともあって、それに向き合う時間もないまま、喉元にそれを引っ掛けたまま過ごしているような感じ。
すぐに言葉にしないとあの大事なことも、この忘れたくないこともかき消えちゃうんじゃないかと焦るんだけど、もしそれを真面目に書き取ろうとしたら多大な時間がかかるし、時間をかけたらかけたでこねくり回した末に垢にまみれて原型がなくなってしまうだろう。
こういう時にはひねり出そうとしなくてもいいのかもしれない。
こういう風に指が動くくらいの速度でたたける軽口を出しておくくらいの方がいいのかもしれない。
言わずに醸造されることもあるかもしれない。
いや、たぶん、半分くらいは忘れるだろう。
またこのことを身近なひとに話すことで、そうだった、と思い出す。
その繰り返しの中の、どこかのタイミングできちんと書き留めておこう。
だってどうせこの主題から離れられないのだ。

17日まで「せこへい美術館2018」に参加している。
私は写真作品を2枚出展している。
『寄するを訊く- Eavesdrop on the surf -』という題名にした。
写真を展示するのは、尾道でのグループ展に続いて久しぶりだ。

9月16日には夏の初めに出会ったダンサーと地方のフェスティバルで踊り、その作品をパリに持って帰ってくる。
彼女の作る作品にとても興味があるのでどんなものになるか楽しみ。