Line展無事に終わりました、そして鳥取

写真展が無事に終わりました。
会期中にはたくさんの方に足を運んでいただき、お話もできて嬉しかったです。ありがとうございました。

展示した写真を何度もなんども眺めて作品としてのうすっぺらさを感じた。
なんというか、表面はきらきらしているのだけれど厚さがない。
写っている絵から読み取れる動きも時間も底が浅いかんじ。
なにか、ものとしての面白さのようなものに欠けていてこれは紙のうえなのだということから離れない。
いいなと思うものは決してこんなことを考えさせる隙がないわけなので、ここに足りないもののことを考え続けないといけない。
とはいえ“共有する空間を芯で結ぶ”というようなことはなんとか成り立っていたと思う。
同じ空間に展示をするのに、ただ個々が関係なしに飾るのではいやだね、という話をずっとしていて。
自分が飾る対面が響きあうのはもちろん、お互いの作品が響きあって、そして会場の中の時間を繋ぎ、一周してまた戻ってこよう、なにかそこに正と死のサイクルとか、時間の動きや静止のようなものを含ませよう、という。
8ヶ月もかけて時には喧嘩もしながら詰めてきたこの感触をあの場所につくることができたことが、今回一番ほっとしたことだったかもしれない。

これから何を撮ろう。
なにを話したいのかな。
整理してゆかなきゃ。


仲良しのカメラが壊れてあんまりしょぼんとしていたからか、友人がカメラをしばらく貸してくれると言ってくれた。
こんな写真が撮りたい!と思って憧れていたまさにその写真を撮ったカメラなのです。
いい写真が撮れないわけがない。なんてわけはないけど、やっぱりこのカメラで撮るものは特別なものになるのだろうと思うのです。

まだ何にも準備していないけれど明日から大雪の鳥取に行ってきます。
また鹿野の鳥の劇場にお世話になります。