2010-02-13から1日間の記事一覧

* 朽ちてゆくからだをつなぎとめるのは見つめるということ以外にない

音にするとよけいすぎる。だから、もしかしたらここではいちばん無口かもしれない。+もしかしてあれは羊水のイメージ。呼吸は自分の耳にしかとどいていない。じっと見上げるからだと、揺らし、揺らされて映るからだとが二重にある。ときどき別の音がまざる。…

分厚く鈍っていたかんかくを洗いなおして身軽になりたい。むくむくと思考のなかにただよっていても、わたしはだめだ。追いつかないくらいの呼吸をして、時間を忘れることをしなくては。ちゅんが自分のごはんを咥えてわたしの掌に落とす。おすそわけのつもり…

とても身近で、たいせつなことをきっとおろそかにしているどこかぎざぎざするのはそのせいそのへだたりの淵に立つと、もうとても手が届かない気がする手をのばしてもいないのに沈黙が深まって、ただ、冷えてゆくあったかいお茶を飲んで、やさしいことを考え…