5ヶ月のメモ

  1. janvier

On a beaucoup marché sur les galets à Etretat et on a pris des photos. Le premier jour (le 29 décembre) il faisait très beau, mais le deuxième jour le temps a changé. Le bent a soufflé et il faisait gris. Mon ami est resté en France 4 jours seulement.

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エトルタに一緒に行った友だちを日本で撮った写真があった。 そのフィルムにはトロントより渡ったパリから帰る私と、日本で過ごした私と、またパリに戻ってきた私が同時におさまっていることに気がついた。 変化のある時だったからなるべく色のある写真を撮りたかったんだろう。 モノクロを使い切るのに5ヶ月くらいかかっている。

一枚ずつにだんだん私の腹が決まってゆくのが見えたり、 今はもうとことこ歩いている子が友だちのお腹にまだ入ってたり、 かき氷やおそばを食べて嬉しかった、 大事な時間だった池袋の夜とか、 毎日眺めた窓や、車のエンジンの音に耳を澄ませたり、 わたしは、やっと爪いちまいでどこかにひっかかってるみたいに写真を撮ってる。

自分の生き方の節目に突き当たって、友だちの助けをもらって、ヨーロッパに来る。 これは考えたら10年前初めてドイツに住んだ時と同じだ。

エトルタの海は砂の海岸じゃなくて小石に埋め尽くされているので、波の引き際にカラカラと特別な音がする。 小石を洗う波は、ひとつづつ、あるシーンを運んでくるようだった。 いろんな時間のいろんな場所、それはすべて生まれたときのような発見の瞬間だった。

おとなになっても世界にあるいろんな事はまだ新しいんだ、と知ったから、 わたしは長生きしていろいろ見たい。