0:43



表面的なことでは語れないなんて思って説明を避けてきたけれど、自分に対する説明を避けて通れるわけはなかった。
からだの芯で感じているから大丈夫と思ってきたことはもしかして今言葉や思考にして繋ぎとめておかないと灰のように昨日に吹き飛ばされてしまう。
曖昧だから価値があったわけじゃない。
かたちにできないことだから貴重だったわけじゃない。
そのたいせつさを失わずにある側面を際立たせる作業がずっと必要だった。

いろんなものを見てきたと思う。
いろんな感触を味わってきた。
でもそれについてじっくり腰をすえて考える時間をおろそかにしてきた。
何故それを好きなのか、何故こころをとらえるのか、何故いけないと思うのか、何故選ぶのか。
遷り変わってひっくり返してばらまいているだけで刻んでこなかった。

もしかしたら。

それじゃなにも生まれるわけがない。


Line展ブログ書きました