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ひたすらに強くなれることがある。
自分を、強いとこころから信じられること。
踊ることを考えるときもときどきそう。(踊ることを考えるとき、ときどきものすごく弱くなったりもするから、だから“ときどき”)
だいじなひととの会話のあととか、新しい素敵なことを見て、それにまっすぐ立ち向かいたくなったときとか。

なにかを決め付けることは好きじゃない。
でも、わたしは強いって決めることは赦す。
つよくありたいから。

変な力みを抜いて、すいつくみたいに床に立っていたい。
どこにでもすぐに動けるように。

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稽古で「終わり」についての話をしている。
ただだんだん終わってゆくのではなくて終わらせることにはエネルギーがいるし、なにか目的があるよね、という話をする。
終わることとなにかが始まることとは背中合わせなんだね、ということを。
でもはたと、背中合わせなんだろうか、と思う。
生と死みたいに、もしかしてまったくひとつのものなんじゃないだろうか。

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このごろなにを食べたいのかわからなくてどんどんものを食べなくなっている。
ぎょうざが食べたいとか、グレープフルーツが食べたいとかチョコレートが食べたいとかスイカバーが食べたいとか、欲がないわけじゃないんだけれど。
たぶんなにか気を張っているんだな。
考えたいことが多いからだ。
本番が多いとこうして無駄にものを食べないから、ちゃんとからだが軽くていいのかもしれない。

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秋になってひとはだ恋しいみたいで、ちゅんはなかなか自分の寝床に落ち着こうとしない。
すぐひとの腕や頭にとまってそこで眠ろうとする。
ほんとうは赤ちゃんの時みたいに話しながら眠ってあげたいけれど、それも危ないからちゃんと枝に寝かしつける。
わたしよりうんとちいさいし姿もぜんぜん違うのに、なぜ必死に追いかけてくるんだろう。