雨と雨のあいだの日



さらさらと風が流れる。
マフィンみたいな目覚めだった。
夢に関係があるのか、
おなかが満ちていたのか、
ひかりの色がそれを連想させたのかわからないけれど。
あたたかくて甘くて、たっぷりと残された一日がいとおしくて。

行きたい場所がたくさんある。
わたしは自由だからどこにでもいけるし何でもできるんだと気付いてからずっと、そのことをきちんとみなぎらせてこれたとはとても言えない。
ナマケモノがどんどん重たく足をひっぱって、鈍らせる。