* 淡路島日記/海を歩く
海。
広すぎて、大きすぎて、ほんのちいさな一部を切り取るしかできない。
海のずっと先のほうまでこの道が続いていて、どんどん歩いた。
だいきらいなフナムシがいてずっと全身が鳥肌だったけれど。
海の真ん中(じゃないけど)のほうを歩いている感覚はとても不思議だった。
振り返ったら海の表面も染まっていた。
残念ながらフィルムはここで終わってしまった。
このあと綺麗な月がずっとわたしたちの足元まで光の道をつくって、みんなでそれを奪い合って笑った。
フナムシが恐かったけれど道にねっころがって、視界を空だけにした。
仕事が終わったあとには