日原鍾乳洞 2



何故1円をそなえるのだ、という疑問が次第に、何故この1円は岩にくっついているのだ、という疑問に変わった。
どう頑張っても、私がくっつけようとした1円玉はくっつかなかったの。
水分でくっついているのではなさそう。
磁力?…違うよね。
同じ1円なのに。


苔も好き。
苔ってぬるぬるしていると思われがちだけれど(私はずっとそう思ってた)、本当はふかふかしている。
鍾乳洞の苔は水分を含んでいたけど、決してぬるぬるはしていない。

人間は植物とか昆虫に比べてどうしてこんなにアンバランスなつくりをしているんだろう。


一番大きな空洞。

この近くに、ガイドさんがいないと潜ってはいけない横道がある。
普段は金網でふさがれているんだけれど、奥を覗いてもちっとも底が見えなくて狭くて、絶対に潜りたくないと思った。

ひかりが当たらないことに惹かれるし、同時に、すごく恐くも感じる。