“そこに山があるから登るのだ”という感じで、ふと近くにあったから、普段着のまま高尾山に登った。薄いセーターとフエルトみたいなジャケット、マフラー、かかとの高いブーツ。おばかさんだと我ながら思う。今年最大の寒気がまきおこす風が杉の樹に積もる雪…
しばらくみないうちに澄んだひと。「澄み切った」というかんじじゃない。いくぶんやわらかで、まだのびしろのある「澄む」。おいしい水でできているみたい、とひとめ見て思った。ただ髪を切ったからだけではなくてすっかり絡まりを脱いでしまった。毎日少し…
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