2009-05-09から1日間の記事一覧

* 輪

しろつめくさの冠。どうやってつくるんだっけ。こんなこと、自分が忘れるとは思わなかった。 石でつくったわっか。こうして並べられているだけでなぜここに理由があるように見えるんだろう。

* 『鍵のかかった部屋』 ポール・オースター

“突然、ファンショーが僕の人生の中にもう一度姿を現わした。だがその名が出たとたん、ファンショーはふたたび消えてしまったのだ。”“両足が穴の底に触れると、ファンショーは顔を上げてちょっと僕に微笑みかけ、それから仰向けに横たわった。まるで死んだふ…

* 『シティ・オヴ・グラス』 ポール・オースター

誰かを探すことが自分を探すことにかえってくる。ことわざ的なことではなくて、もっと感触として。どこまでが自分で、どこからが他人であり世界であり、その境界線とはなんなのか。名づけることでわたしたちはそれを分け、把握してひとときの安心を得ている…