長い道のりの途中にいくつかこうして村への入り口があった。これは大きなほう。一見して分からないような、枯れ枝にまぎれたように組んである門のような入り口もあった。ひとつくらい、ひょいと入ってみたい気もしたけれど、観光客という立場がそこをおかし…
目の離せないひとがいた。なにがそんなに私のこころをとらえたのかわからない。顔だって一瞬見えたきり、後ろに続いて電車を降りようとした時に柔軟剤のようないいかおりがして、つやつやの、自由な方向にカールした髪が見えたと思ったらすぐに駆けて行って…
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