初日終えました、つよさのこと

昨日伊丹アイホールでの本番の初日を終えました。
鳥取、福岡と上演してきてちょうど折り返し地点。

本番が終わるたびに練り直して毎回違うことになっている。
細かなきっかけが動きの動機になっているから踊りながらぐるぐると状況を見たり段取りを追ったり、でもやっぱりその場所、その瞬間をからだに受けてすぐに返したいからあたまばかり開いているわけにいかない。
そんなあらゆる回路をいっぺんに開けて、なかなか忙しい30分です。

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強さ、のことについて。
たぶん今持っている強さをただ見えるまま受け取って満足していたらこれ以上が欲しい、とは思えないんじゃないかな。
強いのはその逆を知っているからで、もうこんなに生きてきてしまった今、備わったただしあわせなものではありえない。
獲得してきたんだということだって認めてあげないといけないし、もし性質にかかわるものだとしても、その中で温く泳いでいればいいのか?と聞かなきゃいけない。
足りないのはいきつかないところで引くからだ。
恐れたり、満足したり、自分の欲を知らなかったり、理由はその時どきで違うけれど。