* someday 2



吉祥寺のカフェ アマル。
ブランコになっているベンチが可愛い。
わたしのようながさつな人間が座っちゃいかん、とずっと座れなかったのだけれどみおちゃんと行ったときに座ることができた。
御者とお嬢様みたいな感じで許してもらえるはず。


私が選んだのはほうれん草とモッツァレラソースの手打ちパスタ。
母が選んだのはゴルゴンゾーラとはちみつのオープンピザ。
このピザを真似るべく、吉祥寺の乾物屋さんでかぼちゃの種とアーモンドスライスを探しまわった。
後日、無事まねができました。


何故かずっとお母さんが恐かった。
どういうわけか本能的に、おんなのひとがこわかったのかもしれない。
それとも逆で、お母さんが恐かったからおんなのひとがこわかったのかなあ。
なにか、見抜かれることに対するこわさがいつもあったんだと思う。
…そんなに、うしろぐらい気持ちを抱えた子供だったのか…自分でもよくわからないけれど。
でも今ならなんとなくわかる。
自分のなかにある混沌とまったく正反対のものがそこにあるような気がしたんだろう。

おんなのこらしい細やかで丁寧で清潔感溢れる女の子に育って欲しい、ときびしく育ててくれた。
なのにわたしはどうにもこうにもおさまらず、どこからどう見ても男の子…という17年間を過ごし、母にため息をつかせ続けたのだった。