* 本番終わりました、と、すぐ次!



「なんかチョーダイ」
「なんにもないよ」
もしかして人形だろうかと思いはじめた頃やっとロバとポニーが動いた、その瞬間。
(以下の文と関係ないです…かわいかったから)

+

舞台が無事に終わりました。
ほんとうにたくさんの方に来ていただいて嬉しかったです。

今日はゲネプロと本番両方とも見たのだけれど、やっぱり本番はみんな化けるんだなあと、けれどそんなこと観ているときには引き込まれていて考えなかったからそれは今の思考。
実際舞台に上がって鏡がありの状態でこの作品を見ると、今まで見えていなかったさまざまな物語の断片のようなものが浮かび、迫り、またダンサーたちの動きに気持ちが転じ…ととても面白い作品だったなあと思う。
空間のセンスがいい。

今回はダンサーたちがそれぞれ特別に悩んだ舞台だったんじゃないかという気がする。
リハーサルではみんなが毎回違うものを持ち寄るから見ていて面白かった。
そして、じゃあ私はどうしよう?とまたアイデアを練る。

自分の得意不得意のことじゃなくて、なにを生みたいのか、というところに全力で向かえたことがよかった気がする。
よかったというのは舞台でその結果が出たと思っているという意味じゃなくて。
一番関心があって、かつきっと今私にとって一番たいせつなこと、そのことをまっすぐに見すえる姿勢でいられたことはこれからに大きく繋がると思うから。

足元を耕すだけの地味な一年になるはずが、種まで植えることになりそう。
植えたら芽が出ないわけにはいかない。
その芽をどんなものにしたいのか、そこまで考えて栄養を与えろ、ということなんだろう。

淋しくなる。
でも淋しくなってる場合じゃない。
だって次のリハーサルは7月から始まるんです。(もし出演を依頼してもらえればだけど)
それから、夏に向けて作品を創ろうと思っています。
芽って、そういうこと。
この延長上の発展がかたちになるといいな。