ひとりでいっておいで、とぽんと放たれてしばらくはこころもとなかった。薄い表面になって流れる水を長いこと見ていた。わたしのなかの水のことを思った。予想しなかった景色に呆然とした。自分の時間と大きさが急にわからなくなった。まずはわたしも筋を通…
こんな雨の、白い灰色な朝でもちゅんが指にとまっているだけでそこから鮮やかであたたかになれる。朝、爪を切ってあげた。ぱたぱたと出かけないですむ朝は、とてもおだやかで甘えた顔をしている。すずめの足の裏とおなか。写真だとよくわからないけれど。ち…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。