●『シテール島への船出』 ＠BLUE STUDIO (Click!) （東京芸術センター２Ｆ）

決して深くはない沼。泥の底からのびる植物がときどき若い芽を水面にのぞかせて、そこだけが灰色の景色に色をそえている。薄い雲が動き、止まった時にひかりを差し入れる。やさしく、けれど決定的に。急に与えられた空気を胸の奥深くまで吸い込む。高い弦の…

定期的に読む雑誌を持っていない。本も本屋さんも好きだけれど欲しいものがたくさんあるに決まっているから足を運ばない。必要なものは図書館と、amazonのマーケットプレイスで手にすることが多い。わたしの定番、ってなんだろう。すぐに思い浮かばない。気…

先週末からどうも左の首のうしろがひりひりと痛くて気になっていた。熱があるときに敏感になっている皮膚みたいな感じ。喉もものを飲み込むとちくっとするし、風邪かなあ、と思っていたらリンパ腺が腫れだした。ひりひりは拡大してゆく。自然治癒に耐えうる…

ぽかぽか陽ざしを浴びてごしごし洗ってもらっていた。おおよそなにかの世話をするということの続かない性格なので、牧場に勤めるのは無理だろう。あたたかい。不思議と花粉が気にならなくなった。今までは1月末から梅雨が始まるまではずっと花粉症シーズンだ…

走る.jpのことをお知らせしたらさっそく記事を書いてくださったお友達がいて、とてもうれしかったです。走りたくなった、っていうことば、何かをしたくなった、っていうことばは一番うれしいかもしれない。■高等遊心さんの日記

柵にそって、ずうーーーっと下を向いてあるいてきた。これだから子供は、首がまっくろなんだよな、と微笑む。なにをさがしてるんだろ？追いかけてきたお父さんがおんなじかっこうをしていて、とてもかわいらしかった。

以前ちょっと書いた (Click!) 「走る.jp」のＨＰが一般公開になりました。走る.jp (Click!) +私のきっかけは、ずいぶん前にＹさんがmixiの日記にアップしたこの「走る」の文字の写真。力強くて、のびのびとしていて、おさまらない。そしてなんといっても、こ…

からだの中に液体が満ちてる。狭いせまい限りのあるふくろのなかで、壁に打ち寄せては戻り波どうしがぶつかり、また壁をたたく。けれど表面はそんなに柔軟じゃなくて、かたくなにそれを押し留める。素直に波紋が満ちた表面に伝わってその細やかさまで映して…

さくらが日に日にひらいてきているのにカメラに白黒のフィルムが入っていてちょっと残念。曇っている日でもやっぱりさくらは優しい色で撮りたい、と今は思う。シンガポールから一時帰国している友人が明日戻ってしまう。だんなさんともお父さんとお母さんと…

いちばんはじめに私がみたソクーロフの映像を思い出した。あれはなんという作品だったのかいまだに分からない。日本のおじいちゃんとかおばあちゃんがすごく暗いぼんやりとした光の中で話をしている。日本語なのに何をはなしているか時々分からなくなる。息…